こんにちは、Dai5です。
「ねえ、今度音楽が無料のサイトとかアプリ知ってたら教えてよ」
ネットリテラシーが全くない人間と話をしてるとよく言われるのですが、僕はこういったことを言われる度につくづく音楽って無料ってのが定着したよなあって感じます。
十年前は、WinMXでダウンロードした音楽データをCDに焼いて一枚100円とかで売りまくってる闇の商売人がクラスに一人いるかいないか程度だったのにね。
当時僕は中学生で、PCの授業の前には必ず早めにPCルームに向かって気になる何人かの女の子のPCにキーロガーを仕込んでスリープ状態にしておく程度のPC知識しかない男の子だったので、どんな手法を使って音楽を無料で手に入れいるのか、皆目見当もつきませんでした。
たぶん、CDを買っていた人たちもバイヤーの裏で『レンタルCDからデータを抜き出して保管しておく的な巨大組織』が暗躍しているのだろう……くらいにしか考えていなかったはずです。というか僕はそう思っていました。
しかし今は、CDではなく、もうデータがまるまるitunesとかで売られている時代です。CDを買っても、わざわざデータを抜き出していったんPCに入れてからmp3プレイヤーやスマホに入れています。
そういった時代背景があるのと、あまりに「違法ダウンロードサイトからのダウンロードはやめてください」みたいに言うものだから、もうどんな阿呆でさえ、無料で好きな音楽が落とせるということを知っています。
ほんと音楽って無料になったと思います。
もう完全に無料で落とせるっていうのが頭に根付いちゃってますしね。music boxなどのアプリが登場したのもその傾向を加速させているように思います。
たしかにLINEmusicなどのミュージックアプリがアプリの売り上げランキングで上位にあがってきているなど、買っている人はそれなりの数いるのでしょう。
しかし、それは良識に支えられているのであって、この良識を持った人間がひどく少なくなってきているのが問題です。
今はなんでもかんでも無料化して、その延長線上で稼いでいますが、何かの拍子で音楽みたいに大衆が「無料で落とせる物だ」ってなっちゃう危険性って、データを売っている業界なら何でも持ってると思うんですよね。
10年後、ネットリテラシーのないアホ女とかが、自炊アプリをインストールしたiphoneを片手に「漫画が無料で落とせるサイト教えてよ」とか言ってきたら、僕はどんな顔をするのだろう。