対印投資を加速させる日中、韓国は劣勢を挽回せよ

韓国15%減、中国300%増、日本20%増

■携帯電話、自動車部品、化粧品が有望

 もっとも対インド投資では有望産業を見分けることが必須だ。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)のチェ・ドンソク西南アジア本部長は「韓国企業には携帯電話部品、自動車産業関連部品、化粧品、健康関連機器がインドでの有望業者だ」と述べた。これら業種はインドで最も急速に成長している。同時にこれら分野では韓国の中小企業の製品力が中国の競合企業を上回っている。

 インドでは携帯電話部品産業の成長が目立つ。iPhone(アイフォーン)を生産する世界最大の台湾系ファウンドリー、鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘会長が今年7月、デリーを訪れ、2020年までにインドに工場12カ所を建設し、100万人を雇用したいと宣言したほどだ。

 専門家は工業団地をつくり、韓国企業が集団で進出する方法を提言している。韓国政府はKOTRAを通じ、ラジャスタン州に韓国企業専用の工業団地の設置を進めている。昨年初め以来、韓国の中小企業100社余りに進出を打診し、このほど水質測定器メーカー、産業用アクリル板メーカーと進出に向けた覚書を交わした。

 LG経済研究院インド事務所のカン・ソング上級研究委員は「中国と日本が『世界の工場』インドを先取りする前に韓国が積極的に動かなければ、5-10年後に後悔することになる」と警告した。

李仁烈(イ・インヨル)記者
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