三上修
2015年12月8日13時16分
登別温泉(北海道登別市)にある「のぼりべつクマ牧場」で、ロープウェーを使った熊の餌用の干物「サケとば」づくりが始まった。
山麓(さんろく)の温泉街と山頂のクマ牧場を結ぶロープウェーの専用ゴンドラにサケ20匹をつるし、約1・2キロを上り下りしながら乾燥させていく。観光客がクマに与える餌として、乾燥後に細かく切って1袋300円で販売する。昨年は400匹分を作り、約100万円を売り上げた。今年は600匹を作る予定という。
新潟県のスキー場でコシヒカリをリフトで天日干しした「天空米」をヒントに、3年前に始めた。ロープウェーの故障でクマ牧場は今年は1月末から3カ月間休み、入園者は昨年の13万人より約3割減っている。同牧場支配人の原真さん(54)は「減収を少しでも埋めたい」と話す。(三上修)
おすすめコンテンツ
メール送信に際しては、連絡先の住所・電話番号を明記ください。また、下記連絡先にご一報ください。
東京本社写真部 03-5541-8518
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
PR比べてお得!