中国では日本の健康食が注目されはじめており、「納豆」という単語を見聞きするようになりました。ブームを受けて納豆製造機も登場しましたが、家庭でも納豆を作れるのでしょうか。

納豆も作れるヨーグルトメーカーとは?

 納豆の酵素「ナットウキナーゼ」のサプリメントが日本での爆買い対象になったせいか、中国で「納豆」の知名度が上がっている。誰もが知っているというわけではなく、まだ知る人ぞ知るレベルだが、中国内陸部のスーパーでも中国産納豆のパッケージを見かけるようになってきた。

中国産にもかかわらず、価格は400円近い。そしてタレが赤い、辛い
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 一方、毎年のようにユニークな製品がリリースされる調理家電の売り場を見てみると、納豆メーカーまで登場していた。とはいえ純粋な納豆メーカーはなく、納豆や米酒も作れるというヨーグルトメーカーやホームベーカリーだ。価格はヨーグルトメーカーが20元(400円弱)から200元(4000円弱)、ホームベーカリーは400元程度(約7500円)ほどとなっている。

ヨーグルトメーカーの売り文句に「納豆」の文字が
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 ということで「小熊(bear)」というメーカーのヨーグルトメーカー「SNJ-5015」を150元(3000円弱)で購入してみた。加えて中国産の納豆菌と「人民」印の大豆も入手。納豆作りの準備は整った……。

SNJ-5015のパッケージ。同社が独自に開発し、特許技術を導入した製品らしい
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