畑宗太郎
2015年12月8日15時30分
全国の劇団のビデオ映像を、インターネットの視聴者と一緒に楽しもう――。そんな「観劇会」が大阪市内で毎月第1、3水曜日の夜に開かれている。大阪府池田市の舞台映像作家、武信貴行さん(45)が始め、来年2月でまる5年。上映は130回を超えた。
観劇会は「SP水曜劇場」。テレビの洋画劇場のように「毎週やっていて、知らない作品に触れられる場に」との思いを込めた。SPは演劇人を表す「Stage People」の略。各地の小劇場などで上演された演劇を上映する。
大阪・中崎町のカフェバー。上映前、武信さんは「劇場」らしからぬ注意を伝えた。「携帯電話の電源はお切りいただかなくても結構です。出入りも私語も自由。家でテレビを見る感覚でお楽しみください」
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