【ソウル聯合ニュース】韓国で人気の日本人女性小説家の作品が、相次いで出版された。
型にとらわれない想像力で多彩な物語を生み出してきた乾ルカ氏の「あの日にかえりたい」、「火車」で韓国の読者に知られる宮部みゆき氏の「荒神」(韓国語タイトル:「怪獣伝」)、そして8年ぶりに韓国で再出版された青山七恵氏の「ひとり日和」だ。
「あの日にかえりたい」は、人生で一番幸福だった、あるいはつらかった「あの日」へ帰る人々の小さな奇跡と希望を描いた短編集。第143回直木賞候補になった作品だ。
「荒神」は江戸時代、ある村に「化け物」が現れたことから始まる物語。宮部氏はポン・ジュノ監督の映画「グエムル-漢江の怪物-」にヒントを得て同作を著したという。
「ひとり日和」は第136回芥川賞受賞作で、当時23歳だった青山氏を日本文壇のスターに押し上げた。20歳の主人公と71歳のおばあさんが暮らした日々を描いている。