朴大統領 きょう東欧4カ国と首脳会合

【プラハ聯合ニュース】チェコを訪問している韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が3日(現時時間)、チェコとハンガリー、ポーランド、スロバキアの東欧4カ国(V4)の首脳と会合する。続いて、ポーランドとハンガリー、スロバキアの各首相と2国間会談を行う。

 地域協力体のV4は、経済成長率が欧州連合(EU)加盟国平均を上回る新興市場だ。これら4カ国では、欧州委員会提唱の投資計画で中核をなす基金、欧州戦略投資基金(EFSI)を活用し、地下鉄や通信網など大規模なインフラ事業投資が進められている。

 朴大統領は各国の新規インフラ事業で韓国企業の積極的な参加を打診する。前日にはチェコのゼマン大統領との首脳会談で、チェコの新規原子力発電所事業の協力拡大に向け認識が一致した。スロバキアとポーランドの原発事業への韓国企業参画も模索する予定だ。

 また、4カ国の基礎科学と韓国の応用科学の技術を組み合わせ研究開発(R&D)を共同推進する方策について話し合うとみられる。韓国製兵器の輸出など防衛産業分野の協力策についても協議するようだ。

 朴大統領は朝鮮半島情勢に関し、韓国の平和統一構想に対する支持を呼びかける。社会主義経済から市場経済への移行に成功した各国の経験が朝鮮半島の平和構築に役立つという点を強調するものとみられる。

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