【ソウル聯合ニュース】韓国で2018年から、牧師や神父、僧侶ら宗教家の所得が課税される見通しだ。
韓国国会は2日の本会議で、宗教家への課税を明文化した所得税法改正案を賛成多数で可決した。改正案は税法上の「その他所得項目」に宗教家の所得を追加。宗教家個人が得た所得に対し6~38%の税率で課税する。課税は2018年1月から。
一方、宗教団体は課税対象にならない。
宗教家への課税は1968年から議論されてきた。ほぼ50年を経て課税が始まることになる。
ただ、施行はまだ先のことで、その前に国会議員総選挙と大統領選挙がある。再び法見直しの意見が台頭する可能性も排除できない。