「起業したい」大学生、韓国6%・中国41%

「起業したい」大学生、韓国6%・中国41%

 韓国貿易協会が今年10月、韓国、中国、日本の3カ国で大学生、大学院生計534人を対象にインターネット上で実施したアンケートによると、「起業したい」との回答が韓国では6%で、中国の41%を大きく下回った。日本の3.8%よりは高かった。動機にも相違が見られた。韓国では「就職が難しいため」との回答が中国の3倍に達した。起業業種も韓国では飲食業(31%)など生計型が最も多かったが、中国ではIT分野(20%)が最も人気を集めた。

 中国ではインターネット関連大手企業、騰訊(テンセント)の馬化騰会長が1998年、27歳の時に会社を設立。2000年代はじめに韓国のSNSを模倣した程度だった同社は、現在では時価総額1000億ウォンを超える世界的なIT企業へと成長した。電子商取引大手、阿里巴巴(アリババ)の馬雲(ジャック・マー)会長は、英語教師出身で資産27兆ウォンというアジア最高のIT長者に躍り出た。スマートフォン大手、小米(シャオミ)の雷軍会長も青年企業家として有名だ。これに対し、韓国では経済民主化、反企業というムードと相まって、起業家精神からスタートした起業成功例が少ない。

崔賢黙(チェ・ヒョンムク)記者
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