韓国オリオンのスナック菓子「オー!カムジャ」(中国名・ヤー!土豆)が中国で先月末までに年初来2125億ウォン(約225億円)を売り上げた。特定国で特定の商品がこれだけ売れるのは韓国製菓業界で初めてだ。
オー!カムジャは中国で2006年に発売され、昨年1880億ウォンを売り上げ、「チョコパイ」を上回る売れ筋トップ商品となった。これはオー!カムジャの国内売り上げの4倍、5億5000万袋に相当する。14億人の中国人の3人に1人が食べた計算だ。
1997年に中国で現地生産を開始したオリオンは、13年に中国での年間売上高が1兆ウォンを突破し、現在は中国製菓業界2位だ。14種類の商品を販売しているが、今年第2四半期(4-6月)に発売したハニーミルク味のオー!カムジャがブームを起こした。第3四半期には中国製菓業界の商品で最も高い販売伸び率(12%)を示した。
オリオン関係者は「韓国では販売していないステーキ、チキン、トマト味を発売し、韓流スターを起用して広告を行うなどした結果だ」と話した。