この洋食屋さんに出会って、渋谷のイメージが変わりました
この洋食屋さんに出会うまでは、渋谷はなかなか自分好みのお店が少ないかな……と思っていました。が、しかし、本日このハンバーグ、そしてこんがりキツネ色に揚がった大きな海老フライを味わってみて、完全に渋谷のイメージが変わりました。
ハンバーグから溢れ出るこの肉汁。ナイフを入れた瞬間にほわ~っと湯気が上がり、黄金色とも言えるような肉汁が特製デミグラスソースの海の中に流れ、溶け込んでいきます。あ~もったいない!と思い、早速ハンバーグを口に入れてみたところ……
口の中に伝わってくる肉の柔らかさ、そしてしつこ過ぎず、かと言って軽くない、絶妙な旨味加減のデミグラスソースの味わい。更にその次は肉汁の旨味がじ~んと広がってきて、デミグラスソースと混ざり合い、また新たな旨味を伝えてくれる。このお店のハンバーグは、一口目のインパクトだけを狙う、ガッツリ重い系のハンバーグとは大違いの美味しさ!
そして大好きな海老フライ。かなり大ぶりの海老フライがハンバーグの上に横たわり、顔の部分が野趣溢れる雰囲気を醸し出しています。この海老フライにパクっと一口かぶりついてみると、フライの衣も軽めでフレッシュ。きっと油にも気を遣っているのだと思います。そして噛むと伝わってくる身のプリプリ感、噛むほどに出てくる身の旨味がまた堪りません。
更にこれまた、自家製と思われるタルタルソースがイイ!スッキリ目なのに、タルタルらしい本来の旨さは損なわれてないんです。先ほどのデミグラスソースといい、このお店はソースまでもが美味しい。洋食は好きだけど胃もたれが心配という方も、このお店の味わいはホントお薦めですよ!
メインのハンバーグと海老フライを味わう前に食べたのが、この前菜のサラダ。既にこの時点から、ソースが美味しいなぁと感じ始めていました。
同じくメインを待つ間に頂いたランチのオニオンスープ。サラダのソースを感じ、このオニオンスープで優しく癒され、十分に胃袋の試運転を行なった後に出てきたのが、先ほどの絶品ハンバーグ&海老フライだったのでした。
目印はビビッドなオレンジ!裏渋谷の一角に、行列が絶えないお店あり
ちなみに今回訪れたのは午後1時半。ランチタイムで混み合う時間帯を避けて訪れたにも関わらず、この行列でした。ここは渋谷の中でも最近特に熱くなってきているという、「裏渋谷」の一角にある「キッチンハセガワ」。すぐ近くには京王井の頭線の神泉駅もあり、ユニークでハイセンスなショップが次々と生まれ、古きと新しきが行き交う、カルチャーの発信地とも言えるようなエリアです。
美味しい洋食屋さんの風物詩とも言える、中年おじさんたち。キレイ女子に負けじと食べる!
少し遅めの時間帯にも関わらず、店内は大忙し。カウンター席とテーブル席が3つほどのお店ですが、手入れも行き届いていて、程よいレベルの賑わいがあって良い雰囲気。また、裏渋谷というエリアだけあって、女子率が高めのお店ですが、その一方、街で美味しいと言われる洋食屋さんの風物詩とも言える、中年サラリーマンのおじさんたちの勇姿もあります。
店内上の黒板に目を移すと、使用している秋田のお米の契約農家さんのことや、サラダで使用している野菜のこと、そしてこの店特有のメニューの選び方の事などが可愛いイラストとともに描かれています。ランチが出来上がるまでの間に、1つずつ読んでいくと、食べる気分もグンと上がってきますよ。
店内にはこんな表彰の紙もありました。第1回ハンバーググランプリというコンテストで金賞を受賞。後で調べてみたら、全エントリーが322品、その中で1食1,000円未満のオススメハンバーグという部門で初回の金賞を獲ったのだそう。最近はテレビ番組でよく見かける、某デラックスさんも絶賛したハンバーグらしいです。
欲張りさんには、ハーフ&ハーフや追加トッピングもお薦め
最後にメニューの選び方の事を補足。こちらの「キッチンハセガワ」は、日替わりのランチプレートやレギュラー定食、そしてハーフ&ハーフ定食といったものも。ハーフ&ハーフ定食は好きな洋食のメインが2つ楽しめてしまうので、こちらもお得。ちなみに今回ご紹介したのは、レギュラー定食の中のデミグラスハンバーグ(980円)に、追加トッピングで海老フライ(300円)をプラスしたものでした。キッチンハセガワのメニューは食べたいものが多くて迷うほど。リピート&深掘りが必至の一軒になりました!
紹介したお店
キッチンハセガワ
住所:東京都渋谷区円山町22-16
TEL:03-6416-1081
(取材・編集:ソーシャルグッドマーケティング)