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わさび入りソフトクリームも!伊豆の至宝「わさび」を全身で体験できる「三島わさび工場」がガチだった

伊豆のお土産として定番の「わさび」。そんな伊豆のわさびをぐっと身近に感じられるスポットがあります。それが山本食品の三島わさび工場です。こちらの工場では、特製のわさびグルメを楽しむことができます。いなり、ソフトクリーム、フランクなど、おなじみのメニューわさびが入ったものを食べられるのです。このわさびメニューのガチンコっぷりをぜひ一度体験してほしい! (三島のグルメ和食

わさび入りソフトクリームも!伊豆の至宝「わさび」を全身で体験できる「三島わさび工場」がガチだった

三島 ランチ グルメレポ

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伊豆のお土産」と聞いてパッと頭に浮かぶのものといえば、「わさび」じゃないですか?

なんといっても名産品ですし。

検索サイトで「わさび」を検索すると、「伊豆」が絞り込み候補で出てくるくらい、強力な関係で結ばれている伊豆とわさび。

そんな「伊豆のわさび」を、ぐっと身近に感じることができる、とっても刺激的な場所が、伊豆半島の入り口にあります!!


伊豆とわさびの深い関係

静岡県はわさびの産出額が堂々の全国第1位なんだそうです。 しかも、全国売上が41億円でそのうち32億円が静岡県という圧倒的王者。(平成25年:農林水産省)

そして伊豆半島天城山系は静岡県内で主体の産地です! わさび業界での伊豆のポテンシャルは相当高いわけです。

そんな伊豆天城産のわさびを主流に扱っている「山本食品さん」は、創業明治38年の老舗。 110年もの長きにわたって、わさび食品に向き合い続けています。


山本食品さんの三島わさび工場へ!

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東名高速から接続されている伊豆縦貫道・伊豆中央道沿い、というアクセスの良い場所にある、山本食品さんの「三島わさび工場」。

伊豆へのドライブ中でも、「あ!ちょっとコンビニ寄って」くらいの軽いノリで、気軽に立ち寄ることができるのが嬉しいですね。


f:id:Bosssuke:20151129162925j:plain 富士山もばっちり見えるという好立地で、天気がよければ最高の眺めを楽しめます!


わさび沢ディスプレイ

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わさび工場に入ってきた我々を出迎えてくれるのが、「わさび沢ディスプレイ」。わさび育つ様子をイメージすることができます。初めて見るかたも多いのではないでしょうか?

野性味豊かで猛々しい姿のわさびに思いをはせて・・・ワイルドになりたい!とひたってみたり。


ディスプレイ用だそうですが、一部は本物のわさびが生えているとか。すごい!!

そういえば岩も良くできてるなぁ。


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ガチでした。 細部にまでこだわる姿勢が老舗の風格を守っているわけですね。


わさびの“辛”ほらあな

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噂には聞いて、ずっと気になっていた「わさびの "辛" ほらあな」。ほらあなに入ることで、全身で「わさびの辛さ」を体感できるという代物。

おもむろに近づいてくと、すでにそこはかとなく漂っている「わさび」の気配!!


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このカーテンの向こうは、「舌じゃないところから辛さが来る」という未知の世界。


注意書きは以下のとおり

・トンネル内で、立ち止まるべからず
・深呼吸を、するべからず
・カーテンで、涙・鼻水をふくべからず

…3行目のボケらしき注意すらもおそろしく思えてくきた…。


そして、そのリアクションを同行者が楽しむため、ほらあな横には透明な窓も完備。おそろしい。設計した人がおそろしい!!


ドキドキしつつ足を踏み入れると・・・

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f:id:Bosssuke:20151119152513j:plain ふぁっ!!わさびを食べたときのツン…が!

でも、思っていたほどの…刺激で…は…ぁあ。


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目がぁぁ!目がぁぁぁぁぁ!!

「あれ?誰かあの呪文唱えました?」ってくらいの強烈な刺激!

ツンとくる香りも堪能できるのですが、それよりなにより「目」です。

あえて、からし色のシャツを着て来て気合十分なのに、涙が止まらない。


でも、頭が超すっきりします。 わさびの殺菌効果で気持ちが洗われるというか。

涙と一緒に心の中にあるマイナスの要素が全部流れてまっさらな自分になれる、そんな感じ。

なんかイライラするなぁとか、モヤモヤするなぁとか、そんなときにおすすめです。


わさび漬工場見学

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「ほらあな」のすぐ隣では、わさび漬の製造工程が見学できます。

わさびが、専用スライサーで刻まれ、大きさを揃えるためにふるいにかけられ、重石をおかれるなどして、立派なわさび漬に成長するまでのドラマが、ここにはありました。


f:id:Bosssuke:20151123141240j:plain 洗浄されるわさびの茎。

静かな清流で育ってきたわさび達にとっては、おそらく初のダイナミックな水流で洗われます。


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この大量のわさびが、あの「ほらあな」で体験した激しい衝撃を生み出している…おそろしい!


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あの「ほらあな」と同じ辛空間、むしろ本丸でふつうにお仕事をする戦士!感心しかない。

これから、わさび漬を食べるときは、この辛戦士に思いを馳せることになるだろう。


わさび工場で楽しむ「わさびグルメ」

わさび工場に来たからには!ということで、色々なわさびグルメを紹介しよう。

わさび屋がつくった「わさびいなり」

まずは、わさび屋がつくった「わさびいなり」!

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甘くてジューシーな油揚げと、鼻にツーン!と抜ける辛味の効いたわさびの相性が最高に抜群でした。

一見、相反しそうなのに、お互いがお互いの良さを引き出している感じです。甘辛ミックス最高!!


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中にも、わさび葉がいっぱい!

ずっと飽きずに食べられるというか、目の前に積まれていたら際限なく食べてしまいそうで、いい意味でおそろしい存在。


富士山ソフトクリーム

f:id:Bosssuke:20151123142941j:plain 冠雪した富士山をモチーフにした緑と白のソフトクリーム。もちろん緑はわさびです。

淡い色合いではあるが、見事に富士山を表している。緑だけど。


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ミルクの甘味やバニラの香りの奥に、わさびの辛味が感じられます。甘さと辛さが交互にやってくるので、これもまた飽きを感じさせません。


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ちなみに、この「わさび塩」を、かけて食べることもできるという。わけがわからないが、おいしい。わけはわからない。でもそれがいい!!


わさびありきの世界

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スタンダードな白いソフトクリームのことを「さびぬき」と表現するそのわさび目線、グッとたぎります。こういうの大好きです。


わさびフランク

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ちなみにこの工場のある函南町は、内田篤人選手の出身地。そして内田篤人選手といえばシャルケ。シャルケといえばドイツ。

そんな背景があってかなくてか、わさびが練りこまれたフランクフルトも楽しむことができます。

辛すぎなくて食べやすい!


わさびラムネ

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フランクのお供は…ビールじゃなくて、わさびラムネ!

わざわざ「おとな味」と書かなくても、子供は飲まないであろうラムネも押さえておきましょう。

わさび感はあまりないかも…。でも、わさび工場で飲むことに意味があります!


いろいろなお土産探しも楽しい♪

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店内のお土産コーナーでは、色々なわさび食品を試食することができます。

こうやって、蒲鉾に乗せて試食しほうだい!いやっふー!太っ腹!


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おなじみの「わさび漬」「たこわさ」はもちろん、「数の子とわさび」「のりとわさび」のコラボも!!


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間違いなく、ごはん進むし、日本酒も…。 あぁ大人でよかった!という瞬間ですね。


ひときわ目をひく「金造り」

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わさび漬のなかで、ひときわ目を引く「金造り」というパッケージ。

スタンダードなものとの違いは、酒粕に対するわさびの量。わさびの量が多く、辛味が強くて、わさび好きにはたまらない造りになっているようです。日本酒にはこっちかなー。


「わさび漬」の食べかたとして、「鶏肉のソテーに添えるとおいしい!」との有力情報を店員さんからいただきました。

「ご飯に乗せる・板わさにする」くらいしか知らなかった・・・ 店員さん!ありがとうございました!!


売れ筋商品「わさびマヨネーズ」

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店員さん曰く、一番の売れ筋商品はわさびマヨネーズ。

某マツコ様のテレビ番組でマヨマニアの方にとり上げられたのがきっかけで注文が殺到、一時期は品切れになってしまったとか。

わかります。あの方が「おいしい」って言ったら、私も間違いなくおいしいだろうなと思いますもの。


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ちなみに色合いは、ほんのり緑色ですが…味はしっかりわさび!

サラダや蒲鉾のほか、お好み焼き、とんかつ、お刺身(!)にも使っていただけるとか。 こってりしたものと特に相性がよかったです。


まさかの「あひージョ」まで

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日本食のイメージが強いわさびが、あひージョですって!?

フロンティア精神があふれまくります。

「まぶせば何でもおいしくなりますよ!」というお話だったのでですが、そんな簡単に信用するわけにはいきません。


…おいしかった

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ペンネに「あひージョ」をからめました。

普通にお店で出てきてもおかしくないクオリティ。


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エビとブロッコリーをあひージョで。

エビのために開発されたのかと思うほど、エビとばっちり合うあひージョ!!


わさびの様々な魅力を実感しました!

今まで薬味としてのみ「わさび」をとらえていた気がします。

それだけではない、主役にすらなり得るわさびの色々な顔を知ることができました。

伊豆観光の際には、みなさんもぜひ山本食品さんの三島わさび工場に立ち寄ってみてください!!


紹介したお店

株式会社山本食品 三島わさび工場




書いたひと

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あとり

「あ」が夫で被写体担当。「り」が妻で文章担当。 いつもアホなことばかり言ったりしたりしている新米夫婦。 記事と家庭の崩壊を防ぐべく、力を合わせてがんばる所存。

Webサイト:静岡のすゝめ

                             
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