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米大統領 カリフォルニアでの銃乱射「テロ行為」12月7日 10時25分
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アメリカのオバマ大統領は、西部カリフォルニア州で14人が殺害された銃の乱射事件を受けて、テレビ演説を行い、アメリカ本土でテロに対する警戒を一段と高める方針を示すとともに過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅を目指す決意を改めて強調しました。
カリフォルニア州で男女2人が銃を乱射し、14人が殺害された事件を受けて、オバマ大統領は日本時間の7日午前、ホワイトハウスの大統領執務室から全米に向けてテレビ演説しました。
この中で、オバマ大統領は「容疑者は過激な思想に染まっていた。大量の武器も用意し、無実の人たちを殺害しようとしていた」と述べ、事件を「テロ行為だ」と非難しました。そのうえで過激な思想を拡散している過激派組織ISの壊滅を目指す決意を改めて強調し、イラクやシリアでISと地上で戦う現地の部隊の育成を急ぐほか、テロリストに関する情報の収集のため、国際的な協力を強化するなどの対策を進める考えを示しました。
さらにオバマ大統領は、外国人がアメリカに入国する際の事前の審査を強化するなど、アメリカ本土でテロに対する警戒を一段と高めていく方針を示しました。
一方で、オバマ大統領は「イラクやシリアで長くコストがかかる地上戦に引きずり込まれるべきではない」と述べ、大規模な地上部隊を派遣する考えはないと改めて強調したほか、「これをアメリカとイスラム社会との戦いにしてはならない」と訴えました。
今回の演説は銃の乱射事件で国民の間に不安が広がり、さらなる対策を求める声が高まっていることを受けて行われたもので、オバマ大統領が執務室からテレビ演説するのは就任以来3度目と異例のことです。
この中で、オバマ大統領は「容疑者は過激な思想に染まっていた。大量の武器も用意し、無実の人たちを殺害しようとしていた」と述べ、事件を「テロ行為だ」と非難しました。そのうえで過激な思想を拡散している過激派組織ISの壊滅を目指す決意を改めて強調し、イラクやシリアでISと地上で戦う現地の部隊の育成を急ぐほか、テロリストに関する情報の収集のため、国際的な協力を強化するなどの対策を進める考えを示しました。
さらにオバマ大統領は、外国人がアメリカに入国する際の事前の審査を強化するなど、アメリカ本土でテロに対する警戒を一段と高めていく方針を示しました。
一方で、オバマ大統領は「イラクやシリアで長くコストがかかる地上戦に引きずり込まれるべきではない」と述べ、大規模な地上部隊を派遣する考えはないと改めて強調したほか、「これをアメリカとイスラム社会との戦いにしてはならない」と訴えました。
今回の演説は銃の乱射事件で国民の間に不安が広がり、さらなる対策を求める声が高まっていることを受けて行われたもので、オバマ大統領が執務室からテレビ演説するのは就任以来3度目と異例のことです。