張本勲氏【拡大】
野球評論家の張本勲氏(75)が6日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・0)の名物コーナー「御意見番スポーツ」に出演。今オフ、ポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を目指す広島・前田健太投手(27)について注目に挙げつつ、同システムについて「人身売買」とバッサリ言い切った。
張本氏は前田について「(米メジャーに)行くでしょ。やめてもらいたいわね」と残念そうにコメント。「せっかく広島に黒田が帰って、カープ女子が盛り上がっているのに。ポスティングシステムっていうのは人身売買だからね。これから経済がよくなってきたら、全部売っちゃいますよ、これ」と批判し、危機感を示した。
「行くならFAで行ってもらいたい」とした張本氏だが、この日、ゲスト出演したヤクルトの真中満監督は「球団としてはポスティングで行ってもらうと、球団にお金が入る。ですのでFAで行かれるよりは、チームとしては(ポスティングが)ありがたい」と説明した。
今季、混セを制した指揮官。苦笑いで「僕的にもマエケンがいなくなってもらうと助かりますけどね。(対戦は)そんなに分が悪くなかったですけど、でもやっぱりエースですから。こっちは助かります」と話した。
そのほか、ストーブリーグではジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていた青木宣親外野手がマリナーズと1年契約を結んだ。現役時代、青木とのレギュラー争いで代打起用となった真中監督。「青木が入ってこなければあと2年ぐらい出れたかな。青木のおかげで早く引退が決まった」と笑いながら明かし、スタジオを沸かせた。