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マガト就任でサガン・竹原社長インタビュー

2015年12月03日 10時44分

「マガト氏との交渉は最終段階まで来ている」と語る竹原稔社長=鳥栖市のサガン・ドリームス事務所前
「マガト氏との交渉は最終段階まで来ている」と語る竹原稔社長=鳥栖市のサガン・ドリームス事務所前

■徹底的に優勝求める

■チームのねじ締め直しを

 サッカーJ1・サガン鳥栖の竹原稔社長は、マガト氏への監督就任要請について「優勝を求めたい」と語った。一問一答は次の通り。

 -マガト氏との交渉はどこまで進んでいるのか。

 最終段階まで来ている。近く来日の予定で、クラブのビジョンや要望を聞いてもらう。一部報道で年俸数億円という話も出ているが、金額の話はまだ一切していない。彼は自分のサッカー人生を考え、日本に足跡を残したいという思いを持っており、中国のリーグからオファーもあったが、断ってくれた。契約は複数年を考えている。

 -マガト氏に求めることは。

 優勝を徹底的に求めたい。クラブとして頂点まで行くという思いを強く内外に示すための交代であり、自分の持っているすべてを注いでほしいとお願いしている。強力なリーダーシップでチームのねじを締め直してほしい。

 -森下監督の処遇をどう考えているのか。

 解任という話が出ているが、クラブの考えはまったく違う。私たちは森下監督にぜひ残ってほしいとオファーしている。将来、J1の優勝監督、日本代表監督になれるよう育てていきたい。当然ながら天皇杯は森下監督が指揮を執る。

 -どんな指揮体制を考えているのか。

 マガト氏が10年も20年も監督をしてくれるわけではない。その実績を検証し、クラブの経験として森下監督に伝えていってほしいと思っている。そのために(マガト氏のもとで)少し勉強するのもいいのではないか。

 -クラブの将来像をどう考えるのか。

 私たちはチャレンジするチーム。優勝を目指し、長期的に考え、よりよい答えを探し求める。将来的にはクラブを経験した者が監督をしてほしいという思いがあるが、いまは違う形の方向性が必要だ。コストをかけないと若手は育たない。

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