心屋さんの『一生お金に困らない生き方』を読みましたぁ~
- 作者: 心屋仁之助
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2015/03/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本の『一生お金に困らない』というタイトルに心惹かれちゃう人も多いと思います。
当ブログのテーマである『脱貧困』を考えてみても、『一生お金に困らない生き方』は憧れです。
だって、お金さえあれば、脱貧困出来るから。
お金さえあれば、高い家賃を払う時、ガッカリしなくていいし、お金さえあれば、いろいろなところに遊びに行けるし、お金さえあれば、人生がバラ色です。
『あぁ~、もっとお金が欲しい!お金よ、降ってこい!』と、毎日のように願っている人もいるかもしれませんね(笑)。それが自然ですよね。
でもね、心屋さんは、そんな僕らの「もっとお金が欲しい!」という価値観、考え方に真正面からNOを言って来ます。
「お金が欲しいと思っているのに、あなたに全然お金が入って来ないのは、あなた自身がお金を拒否しているからなんですよ」と、心屋さんは言うのです。
はぁ?何の事やらよく解りませんね(笑)
どういう事なのか、それを今からじっくりご説明したいと思います。
ポイントは、大きく分けて、2つの言葉で表す事が出来ます。
一つ目は、存在給
二つ目は、歩合給(労働力)
一つ、一つ説明して行きましょう。
存在給って何?
心屋さんはこんなふうに質問してきます。
あなたがまったく働けず、社会の役にも立たず、何の成果も出していなくて、人に迷惑をかけている。
寝ているだけの状態になったとき、あなたが月々もらえるお金はいくらですか?
う~ん、なんか物凄く深い質問ですよね?読者の皆さんはいくらと答えますか?
さらに、心屋さんは、僕らに命題を投げかけて来ます
つまり、赤ちゃんや寝たきりの病人の状態ですね。
この自分にどれだけの価値があるのか、ではなく、「あると思っているのか」が、自分が認める自分の価値。
そしてその価値を具体的に表すバロメーターが「存在給」というわけです。
つまり、何にも出来ていない、誰の役にも立たない、何もない自分の価値が「存在価値」です。
そして、役に立たない、ごくつぶし、迷惑ばかりかけているこの自分がもらっていい収入が存在給です。
さぁ、あなたは自分にいくらの値段をつけましたか?
どうでしょうか?ちなみに、僕の存在給は12万円でした。
理由は、生活保護基準がだいたい月12万円だからです(笑)
この国では、健康で文化的な最低限度の生活を送るために必要なのは、だいたい12万円なんですね。
さて、あなたはどうだったでしょうか?仮に、月10万円貰っていいとしましょう。
それが、あなたが決めた存在給です。
で、ここで、冒頭に書いた疑問の答えが解明されて行くんですよ。
思い出してください。僕は冒頭で心屋さんの言葉をお借りして、こんなふうに書きました。
「お金が欲しいと思っているのに、あなたに全然お金が入って来ないのは、あなた自身がお金を拒否しているからなんですよ」
この言葉の意味が、解るんです。
あなたが仮に、自分の存在給を月10万円と考えたとすると、あなたは無意識に月10万円以上のお金を貰う事を拒否するようになってしまうんですよ
「いや、いや、そんな事はない。俺(私)は貰えるだけ貰いたい!」と、反論して来る人がいるかもしれません。
しかし、誰かがあなたに「これプレゼントです」と、20万円ぐらいの品物を無料であげると言われたら、どうしますか?
「気持ち悪い」とか「何か裏がある」、「何にもしてないのにおかしい」と、勝手に想像して、ほとんどの人が断ると思うんです。
でも、よく考えたら不思議ですよね。
くれるって言ってるんだから、貰っておけばいいのに(笑)
でも、自分で「俺(私)は月10万円の存在給だから、何もしてないのに20万円のプレゼントなんて、とんでもない」と、無意識に考えてしまうんです。
人は自分の価値を自分で決めてしまっているんですよ
頑張った分だけ貰えるのが「歩合給」(労働力)
先ほど、自分で決めた存在給がそのまま自分が貰えるお金の値段になって行く、というお話しをしました。
今度は、その逆です。人は、存在給が低い額だと、その分、歩合給でお金を稼ごうとします。
歩合給とは、簡単に言うと、労働力のこと。
「存在給が低いんだから、もっと働いて稼がなきゃ!」と、考えてしまうわけです。
べつに、悪い事じゃありません。普通ですね。でも、心屋さんはその考え方が問題だと言います。
必要なお金を、安心できる額をすべて歩合給(ガンバリ給)でまかなおうと思ったら、死ぬほど働かないといけません。
それでは、心も体も壊れてしまいますよ
かつての僕みたいに。
で、死ぬほど頑張っても、自己評価がそもそも低いので、自分が満足できるほどは評価されず、もらえない。
そんなに自分をおとしめる必要はありません。
(中略)誰かがあなたの事を「価値ゼロ」と言ったとしても、それはその人が思ったこと。
その人が勝手にそう思っただけです。
(中略)自分の存在給を上げましょう。せめて自分くらいは自分に高い「存在給」をつけてあげたっていいんです。
自分が働かなくても、価値を提供しなくても、何もしない自分でも、いっぱいもらっていいんだ、という考え方に変えてほしいんです。
存在給の高い男のお話し
今この記事を読でいる読者の方々は、「言ってる事は解るけど、やっぱり信じられない」と思った事でしょう。
そこで、実際に存在給を高くしている男が起こした奇跡をご紹介しておきます。
僕の後輩に、プロブロガーの宮森はやとくんという男がいます。
こちらが宮森くんのブログ↓
彼は僕が知っている男の中でも、かなり存在給設定が高い人なんです。
簡単に、プロフィールをご紹介しておきましょう。
プロブロガー。
1986年生まれ。東京都新中野在住。
ブロガーコミュニティーBTC運営。東京で政治家を志す→選挙にビビって九州に逃亡→実家に戻りニートになりブロガーへ→実家に限界を感じて東京にまた移住
どうでしょうか?なんかダメな感じがプロフィールから滲み出ていますね(笑)
でも、彼はたくさんの奇跡を起こして来ました。たとえば、つい最近、こんな事があったんです。
ぜひ、こちらの記事をご覧ください↓
「えっ?嘘でしょ?」と、思った方が多いと思います。
記事には、一万円の自転車を買ってもらったと書かれています
一万円を何もしていないのに貰ったという事ですよね
凄いですよね(笑)、一度も会った事無い人に、買ってもらったんですよ
なぜ、そんな事が出来るのでしょうか?それは、宮森くんの存在給設定がもともと高いからです。考えてみてください。
もし、宮森くん自身が自分の存在給を一万円以下と設定していたなら、宮森くんは「新品の自転車を買ってもらうなんて、あり得ません」と、断ったと思うんです。
でも、彼は断らなかった。それは、存在給が高い証拠なんです。
いかがでしょうか?僕らも宮森くんを見習って、自分の存在給を上げて行きましょう。
共に、存在給を上げて行こうではないか?!