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兵庫県警がサイバー攻撃を監視へ
12月3日 4時26分

自治体や企業のホームページでサイバー攻撃の被害が相次ぐなか兵庫県警察本部は、公共性の高い団体のホームページを常時監視してサイバー攻撃から守るシステムを神戸大学と共同で開発することになりました。こうしたシステムを警察が独自に開発するのは、全国で初めてだということです。
ことし3月、兵庫県西宮市の観光協会や東京の企業のホームページに、過激派組織IS=イスラミックステートのマークが付けられているのが見つかるなど、自治体や企業のホームページでサイバー攻撃の被害が相次いでいます。
このため兵庫県警察本部は、地元の自治体をはじめ、ライフラインや交通関係の企業など公共性の高いおよそ200の団体のホームページを常時監視してサイバー攻撃から守るシステムを神戸大学と共同で開発することになりました。新しいシステムは、ホームページを自動で定期的に巡回してプログラムの情報を確認し、不正に書き換えられるなどの異常が見つかるとすぐに警察に知らせて被害の拡大を防ぎます。
こうしたシステムを警察が独自に開発するのは、全国で初めてだということで、来年春の運用開始を目指しています。
開発者の1人で、神戸大学の森井昌克教授は、「医療や災害の情報などは、改ざんされると大変な被害が出るため、警察が大規模に監視できるシステムを開発したい」と話しています。

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