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IT分野の職務経歴書に個性を加える方法(後)
2015/12/03
Venkat Srivinisan氏は、コンピューター科学の博士号を持ち、データ分析を専門とする。人当たりが良く、熱意とユーモアにあふれ、人間的魅力に満ちた人物だ。しかし、その職務経歴書(レジュメ)は、立派なものではありつつも、起業家としての多彩で力強い個性を十分に伝え切れていなかった。
(前回から続く)
文体に関しては、堅すぎない口語体の方が、採用担当者にとっては親しみやすい印象の職務経歴書として魅力的に感じられるし、紙の経歴書とソーシャルメディアの人物像とを結び付けることができるとBurns氏は言う。
「ソーシャルメディア時代には、本人と職務経歴書が印象に残ることが求められる。退屈な経歴書はもはや用をなさない。しかるべき関心を得られないからだ。LinkedInと職務経歴書は表裏一体の関係にあり、包括的な職探しのためには両方が必要だ。LinkedInはWeb検索で見つけてもらうのに優れているし、職務経歴書は一対一のコミュニケーションと機密保持に優れている。LinkedInでは、色、グラフィック、写真、口語体の文章を使っている。職務経歴書もようやく追いつきつつある」
さらには、月並みなものとは異なる職務経歴書を先方にきちんと見てもらい、応募者管理システムで却下されないようにする最善の方法も考えておく必要がある。
Srivinisan氏の場合、経歴が申し分のないものだったのは疑いようがないが、Burns氏の助けを借りることで、独創的な演出をきちんと活用することに成功した。