Twitterのトレンドワードに突如「男根のメタファー」が浮上し、ネットがざわついています。
そもそもの発端は、あるTwitterユーザーの投稿。「響け! ユーフォニアム」を特集した雑誌「アニメスタイル007」の表紙画像を引用しつつ、「男根の代わりにでっかい吹奏楽器と絡むこの構図はいったい」とツイートしたところ、「さすがにそれは考えすぎでは」など異論が続出。大きな話題となりました。
元のツイートは、「セックスそのものは描かないけれど、見る側は嫌でも連想する。そして薄い本を量産する」という、オタク文化の裏側にひそむポルノ性について指摘したものでしたが(一連のツイートはTogetterにまとまっています)、Twitterでは主に「果たして吹奏楽器は男根のメタファー(比喩)かどうか」という部分や、単に「男根のメタファー」という単語がピックアップされる形に。「だったらこれも」「それならあれも」とちょっとした大喜利状態となり、一時はTwitterのトレンドにまで「男根のメタファー」が入りました。
おそらくこうした議論の背景には、「碧志摩メグ」(関連記事)や「のうりん」ポスターの件(関連記事)など、いわゆる萌え絵に対する風当たりがここのところ強まっていたこともあったと思われます。今回のケースでは「男根のメタファー」がピックアップされすぎて元の問題提起が吹っ飛んでしまった感もありますが、萌えイラスト1枚とってもここまで見方が異なる、という点では、大きな問題を1つを浮き彫りにしたとも言えそうです。
Copyright© 2015 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.