現代・起亜自動車 米中市場で販売好調=11月

【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車が、世界的な景気低迷にもかかわらず主要市場の米国と中国で販売好調をみせている。

 業界のまとめによると、現代は11月に米国で前年同月比11.8%増の6万7台、起亜は1.4%増の4万5553台を販売した。両社合計では7.1%増の10万5560台と、11月としては過去最高となった。

 現代・起亜の米国でのシェアは11月が8.2%で、前年同月(7.6%)に比べ大幅に伸びた。

 同月の現代の米国販売をけん引したのは、中型セダン「ソナタ」(1万6732台)と小型セダン「アバンテ」(1万6436台)。起亜は中型セダンの新型「K5」(1万3048台)が引き続き人気だった。

 一方、現代・起亜は先月、中国市場で前年同月比11.5%増の18万159台を販売。昨年12月(18万2876台)に次いで過去2番目の月間販売記録を達成した。

 現代が前年同月比11.2%増の11万94台、起亜が12.1%増の7万65台をそれぞれ販売した。起亜は2002年の中国進出以来、初めて7万台の大台に乗せ、現代も今年の月間最多販売を記録した。

 現代の「アバンテMD」など現代・起亜の計6車種が中国発売以来の最多販売を達成した。

 現代・起亜の中国販売が前年同月比で共に増加したのは3月以来、8カ月ぶりとなる。深刻な景気低迷と現地メーカーの安売り攻勢に苦しみながらも、両社がそろってプラス成長に転じた。景気てこ入れに向け中国政府が10月から小型車を対象に導入した減税措置が、主力車種の販売を押し上げた。

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