【ソウル聯合ニュース】韓国の大型スーパーで国産ビールの売り上げが減少する中、輸入ビールの売り上げが急増していることが2日までに分かった。
大型スーパー最大手のイーマートによると、今年1~11月までの同社全店の国産ビール売り上げは、前年同期比で缶ビールが2.2%、ペットボトル入りビールが6.4%それぞれ減少した。一方、同期間の輸入ビールの売り上げは、18.7%増加した。
同社での全体のビール売上高に占める輸入ビールの割合は、2013年の32.3%から今年1~11月には39.0%に増え、11月単月では43.8%を記録した。
別の大型スーパー、ホームプラスでも全体のビール売上高に占める輸入ビールの割合は既に4割を超えた。
流通業界では、先月、政府が輸入ビールの割引販売を人為的に防ぐ方向で制度を改善するのではないかとのうわさが流れたことが輸入ビールの売り上げ急増につながったとみている。
現行の酒税法では国産ビールは割引販売が事実上禁止されているが、輸入ビールは具体的な流通価格が分からないため割引販売が可能だ。