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はやぶさ2 進路変更であす地球に接近12月2日 16時55分
生命の起源を探ろうと、小惑星「Ryugu(りゅうぐう)」を目指して飛行している日本の探査機「はやぶさ2」が地球の重力を利用して進路を変えるために、3日、地球に接近します。この際、地上から撮影できる可能性があることから、全国の科学館などが撮影に挑戦する予定です。
日本の小惑星探査機「はやぶさ2」は、去年、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、この1年間は地球と同じようなコースで太陽の周りを飛行していました。
「はやぶさ2」は、地球と火星の間で太陽の周りを回っている小惑星「Ryugu」を目指して本格的な飛行に移ることになり、3日午後7時ごろ、地球の重力を利用して、加速しながら進路を変える「スイングバイ」を行う予定です。
これを前に、神奈川県相模原市にあるJAXA=宇宙航空研究開発機構の管制室では、「はやぶさ2」の状態などに問題がないか、最終的な確認が進められました。
JAXAによりますと、「はやぶさ2」は、スイングバイを行う際に、地球の上空およそ3100キロまで接近することから、日本国内の地上から撮影できる可能性があります。撮影の可能性があるのは、3日の各地の日没から午後7時前にかけてで、明るさは10等星から15等星くらいとみられ、肉眼では見ることができませんが、比較的大型の望遠鏡で観測できる可能性があるということです。
日本公開天文台協会によりますと、全国のおよそ30の科学館や天文館などが撮影に挑戦する予定です。
「はやぶさ2」の責任者の1人で、JAXAの吉川真ミッションマネージャは、「まだまだ緊張は続きますが、これまでのところ準備は順調で、スイングバイをなんとか成功させたい。また、今回は探査機が地球に近づく非常に貴重な機会なので、全国の科学館などの皆さんにはぜひ頑張って撮影を成功させてほしい」と話していました。
「はやぶさ2」は、地球と火星の間で太陽の周りを回っている小惑星「Ryugu」を目指して本格的な飛行に移ることになり、3日午後7時ごろ、地球の重力を利用して、加速しながら進路を変える「スイングバイ」を行う予定です。
これを前に、神奈川県相模原市にあるJAXA=宇宙航空研究開発機構の管制室では、「はやぶさ2」の状態などに問題がないか、最終的な確認が進められました。
JAXAによりますと、「はやぶさ2」は、スイングバイを行う際に、地球の上空およそ3100キロまで接近することから、日本国内の地上から撮影できる可能性があります。撮影の可能性があるのは、3日の各地の日没から午後7時前にかけてで、明るさは10等星から15等星くらいとみられ、肉眼では見ることができませんが、比較的大型の望遠鏡で観測できる可能性があるということです。
日本公開天文台協会によりますと、全国のおよそ30の科学館や天文館などが撮影に挑戦する予定です。
「はやぶさ2」の責任者の1人で、JAXAの吉川真ミッションマネージャは、「まだまだ緊張は続きますが、これまでのところ準備は順調で、スイングバイをなんとか成功させたい。また、今回は探査機が地球に近づく非常に貴重な機会なので、全国の科学館などの皆さんにはぜひ頑張って撮影を成功させてほしい」と話していました。