Updated: Tokyo  2015/11/27 23:50  |  New York  2015/11/27 09:50  |  London  2015/11/27 14:50
 

海外中銀の買い意欲低下が浮き彫りに-中国政府の点心債入札

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    (ブルームバーグ):中国財政省が香港で26日実施した「点心債」入札で海外の中央銀行による応札が低水準にとどまり、人民元下落が中国国債買い入れ意欲をしぼませつつある兆しが浮き彫りとなった。中国本土以外で発行される人民元建て債は点心債と呼ばれる。

同省は人民元建て国債合わせて120億元(約2300億円)の入札を実施。そのうち20億元は中銀などの金融当局に割り当てられた。海外の中銀の応札倍率は1.05倍と、2012年にこうした割り当てが開始されて以来最低となった。年2回実施のこの入札で、前回の5月は1.83倍だった。

3年物50億元の表面利率は3.29%と、本土の流通市場での利回り2.86%を上回った。中国が香港での国債入札でプレミアムを乗せるのは09年に財政省が点心債の発行を開始して以来初めてだが、需要は後退した。

原題:Central Banks’ Demand for China Dim Sum Debt Cools as Yuan Falls(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Fion Li fli59@bloomberg.net;香港 Molly Wei xwei56@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: James Regan jregan19@bloomberg.net

更新日時: 2015/11/27 12:59 JST

 
 
 
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