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仮眠でアラーム気付かず患者死亡 病院長ら書類送検
11月26日 15時38分

ことし8月、京都市の病院で男性患者の人工呼吸器に不具合が起き、アラームが鳴ったにもかかわらず、当直の看護師らが仮眠をしていて気付かず、患者を死亡させたとして、院長ら3人が業務上過失致死の疑いで書類送検されました。
警察によりますと、ことし8月4日の午前3時ごろ、京都市右京区の泉谷病院で、2階の病棟に入院していた76歳の男性患者の人工呼吸器に不具合が起き、アラームが鳴ったにもかかわらず、当直の3人の看護師全員が仮眠を取っていて気付かなかったということです。3階にいた別の看護師がアラームに気づいて駆けつけ、3人を起こしましたが、男性は低酸素脳症で死亡したということです。
この病院では、入院患者がいるフロアごとに当直の看護師を配置していましたが、警察によりますと、看護師長は「10年ほど前から、当直の看護師は全員が同時に仮眠していた。アラームには誰かが気付くだろうと思っていた」と話しているということです。
警察は、医療事故につながりかねない当直の状況を改善せず、患者を死亡させたとして、68歳の院長と40歳の看護師長、それに亡くなった患者の担当だった30歳の看護師の3人を、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

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