ゴールデンウィークやシルバーウィーク、年末年始などまとまった休みが取れるときにはぜひとも旅行に!と考えていろいろとプランを練っている人も多いのではないでしょうか?
日本には四季折々、様々な表情があってどの季節もそれぞれ魅力的ですよね。でも、旅行をするときにどうしても気になるのは旅行費用。なるべく安く抑えて、でも思いっきり楽しみたい!というのが本音かもしれません。
そこで今回は、人気の旅行先を賢くお得に楽しむためのポイントをご紹介します。
国内旅行先として不動の人気を誇る沖縄
まずご紹介するのは国内旅行先として不動の人気を誇る沖縄についてです。
沖縄は1年を通じて温暖な気候であり年中旅行は可能ですが、人気が集中するのは何といっても夏です。7~9月頃の海水浴が楽しめるシーズンには航空券やホテル代金は高騰し、海外旅行に行けるのでは!?と思うほどの金額になることもしばしば。
ピークを避け、なるべくのんびりと旅行を楽しみたいと思うなら冬時期がオススメです。
せっかく沖縄に行くのに海に入れないの?と思うかもしれませんが沖縄には海以外にも楽しみがたくさんあり充分楽しめます。
例えばちゃんぷるーや沖縄そばに代表される沖縄グルメ。沖縄は本土から遠く離れており、古くは琉球王国という独自の歴史・文化を持つ国であったため料理もこの地ならではのものが多く楽しめます。
日本に組み込まれてからも戦後米軍の統治下に置かれた時代があるため、アメリカ文化の影響を強く受けた肉料理も名物となっています。
また、先に挙げた琉球王国時代からの独自に形成された文化を楽しむことができるのも沖縄旅行の醍醐味の1つ。恩納村にある「琉球村」では三線教室や琉球ガラスを使ってのアクセサリー作り、エイサー演舞など古来より伝わる沖縄文化を自分の手で、目で見て体験できます。
琉球王国は島内各所にその名残を留め、史跡も多く残っていますのでそれらの見学もまた一興かもしれません。
夏にも人気がある北海道
南の島ときたら続いて気になるのは北の果て、そう!北海道ですね。
1年の半分近くが雪のシーズンである北海道旅行は寒くなる冬時期が格安になる!と思われがちですが、実はそうとは言い切れません。確かに寒い時期は周遊がしづらくなり旅行に不向きかもしれませんが、札幌雪祭りやウィンタースポーツ、イルミネーション・・・と“冬”を活かしたイベントが多くあり、旅行客に人気を集めているのです。
夏場は湿度が低く過ごしやすいとあって避暑地として人気があり、年中ハイシーズンと言えなくもないですが、もちろん北海道旅行にもオフシーズンはあります。
一番お得に楽しめる季節は意外にも春先、4月頃です。真冬の雪が一段落、そして夏というにはまだまだ肌寒い中途半端なこの季節は比較的ホテルや航空券が安くなります。
残念ながら北海道ならではの真っ白な雪の壮大な景観を楽しむには不向きなこの季節ですが、代わりに阿寒湖にて流氷を割りながら海を進む砕氷帯遊覧が楽しめます。
冬の間流氷によって閉ざされていた北海道の海を、ガリガリと氷を割りながら豪快に進む砕氷船は阿寒湖の春の風物詩ともいわれ、国内ではこの地でしか体験することができません。4月下旬の約1週間というごく限られた期間で、また日を追うごとに氷は溶けていくので1日ごとに見られる景色が変わります。
オフシーズンといえども、北海道ならではの旅ができること間違いなしです。
海外旅行に一番向いているシーズン
最後に、海外旅行のシーズンについてです。海外旅行に行きたくても、なかなか高くて手が出せない!という人は少なくないのではないでしょうか。いくら昔に比べハードルが下がったとはいえ、国内旅行に比べれば旅費が膨らんでしまうのは紛れもない事実。せっかくの海外、自分の楽しみに思いっきりお金を使いたい!という人は渡航の際には不可欠となる航空券で一工夫してみてはいかがでしょうか。
海外旅行費用のうちで大きな比重を占める航空券は1年間のうちで時期によって大きく金額が変動します。金額が高い時期はGW、お盆休み、年末年始といった大型連休のある時期で、他の時期の倍の金額になることも珍しくありません。人が多く動く時期であり、金額が上がってもお客さんは集まりますから、航空会社は強気で航空運賃を引き上げることができるのです。
しかし反対に、旅行のハイシーズンを避ければ運賃を安く済ませられるということも言えます。
春休みからGWの間、夏休みから年末年始までの間など連休から次のまとまった連休までは比較的安価になりますから、休みさえ取れればかなりの節約になります。
「オフシーズンの旅行って・・・」と少し及び腰になってしまうかもしれませんが、人が少ない利点をいかしてのんびり美術館や史跡めぐりをするなど旅の目的をいろいろと変えることで新たな楽しみを見つけられるかもしれませんよ。
いかがでしたか?人の集まるハイシーズンには魅力的なイベントが多いのは確かですが、旅行の楽しみ方は1つではありません。時期に合わせて、自分なりの楽しみ方を見つければいつでも満足な旅行ができるのではないでしょうか。