マリのホテル襲撃、死者は21人 全土に非常事態宣言
2015年11月21日 20:18 発信地:バマコ/マリ
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【11月21日 AFP】西アフリカ・マリの首都バマコ(Bamako)の高級ホテルがイスラム過激派とみられる武装集団に襲撃された事件で、同国のイブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)大統領はテレビ演説で21日、死者数は21人と発表した。
20日の事件を受け、マリ政府は、同国全土に10日間の非常事態を宣言するとともに、ロシア人数人、中国人3人、米国人とベルギー人それぞれ1人を含む犠牲者を追悼するため、3日間にわたり喪に服するよう呼び掛けた。治安当局筋と地元報道は当初、事件では少なくとも27人の遺体が見つかったと伝えていた。
首都の高級ホテル「ラディソン・ブル(Radisson Blu)」への襲撃は、アルジェリア人のモフタール・ベルモフタール(Mokhtar Belmokhtar)容疑者を指導者とする国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力「アルムラビトゥン(Al-Murabitoun)」が犯行声明を出している。
マリの治安当局筋は、襲撃に関与した疑いがある容疑者3人の行方を追っていると発表した。(c)AFP