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日商会頭 「採用面接前倒し反対なら理由を」
11月10日 17時04分

大手企業が行う来年の採用面接の解禁時期を6月に前倒しする経団連の方針について、日本商工会議所の三村会頭は、10日の記者会見で支持する考えを示すとともに、前倒ししないよう求めている大学側に、反対する理由や根拠をより具体的に説明するよう求めました。
経団連の榊原会長は9日、大手企業の採用面接の解禁時期を見直し、来年は今の8月から6月に前倒しする方針を表明しました。
これについて、日本商工会議所の三村会頭は10日の会見で「われわれとしても2か月程度の前倒しが必要だと主張しており、態度は変わっていない」と述べ、支持する考えを示しました。
採用面接の前倒しについて、政府の会合などで大学側は解禁を8月から変えないよう求めていますが、日本商工会議所が、会員の大学に行った調査では、8月の解禁でマイナスの影響があったと答えた大学は70%に上っています。このため、三村会頭は「われわれが行った調査では大学側には今のような状況のままでいいという意見はほとんどないと理解している」と述べ、大学側に、前倒しに反対する理由や根拠をより具体的に示すよう求めました。

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