お元気ですか。少年シニアです。
ジュラ紀(約1.99〜1.45億年前)は、恐竜が大躍進した時代でした。
大型化・多様化が進み、様々な恐竜が地上に現れました。
もう名前を覚えるのも大変なくらいで、私が知っている恐竜は、Tレックスこと
ティラノサウルスくらいです。これとて「ジェラシックパーク」を観たから知った
ありさまです。しかし生命の勉強をする限りでは、それではいけない。
ただ一度によく似た恐竜の名をランダムに覚えるのも至難の業です。
そこで、まずは子どもでも知っている人気恐竜だけでも覚えよう、ということで、いま
子供向けの恐竜本やDVDで勉強中です。こども恐竜本は充実しています。
その中で、大変面白いのが「まんが なぞとき恐竜大行進シリーズ」です。
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ジュラ紀の恐竜の中で最強と言われたのが「アロサウルス」。恐竜最強と言われる「ティラノサウルス」(白亜紀)にも勝るとも劣らない獰猛さで、ジュラ紀後期に地上を支配した大型肉食恐竜です。
そのアロサウルスに対して背中や尾に鋭いトゲや剣のようなひし型の骨板をもち、またそれを武器に対抗したのがステゴサウルスです。子供にも大人気の植物食恐竜です。
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このステゴサウルスの子供を主人公に漫画でその生態を描写したのが本書。「逃げないぞー」という副題は、アロサウルスなど肉食恐竜から逃げないぞという意味です。
まず漫画は、主人公の「ちびステゴ」が生まれるところから始まります。ステゴサウルスのメスは、砂浜に一度に15匹ほどの卵を産んで、敵に襲われないよう砂をかぶせていたようです。ただ鳥のように卵がかえるのを見届、世話をすることはしません。そのため産まれたばかりの「ちびステゴ」は、この瞬間から自力で生きなければなりません。
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「ちびステゴ」は母親を探しに森の中に進み、ちびステゴの旅が始まります。同じジュラ紀に生きていたと言われる「始祖鳥」が、ちびステゴの存在に気付いて鳴き叫んだため、様々な肉食恐竜に狙われますが、何とか逃げ延びます。しかし何といってもクライマックスは、最強アロサウルスに命を狙われるシーン。ちびステゴの運命やいかに。
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恐竜は骨盤の向きのよって竜盤類と鳥盤類に大別されます。アロサウルスなどの肉食恐竜は、すべて竜盤類に属します。植物食恐竜は、竜盤類と鳥盤類 いずれにも存在します。体長が30㍍にもなる「スーパーサウルス」などの大型の植物食恐竜は、竜盤類に属します。
本書に登場するステゴサウルスは、鳥盤類の中の剣竜類に属し、体長は約7㍍で、剣竜類の中では最大級の大きさを誇ります。最大の特徴は、背中にある一辺80㌢にも及ぶ2列に配置された大きな骨板で、平常時は骨板は寝ていますが、敵がくると双方の骨板をぱちぱちと叩き相手を威嚇したとも言われています。(ただ、武器になるほどの威力はなく、メスを惹きつけるための装飾という説もあります)
化石は、ジュラ紀後期の北米の地層からでてきており、狭い領域から多数の化石が出土していることから、群れをつくって生活をしていたのではないかとされています。
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どうしてステゴザウルスは人気があるのでしょう。第一は最強アロサウルスにも怯まずに戦ったという点でしょうが、やはりあの独特の骨板をもっていたとうことでしょう。そう言えば、これも大人気のゴジラの背板は、ステゴザウルスの骨板を参考にデザインされたそうです。人気があるわけですね。
⇩ 最強アロサウルスにも果敢に立ち向うステゴサウルスの雄姿をご覧ください。