家電界の今後のトレンドは、
調理家電らしいわね。
材料をいれるだけで、調理までしてくれる電気鍋とか、
様々な調理法が出来るオーブンレンジとかね。
調理家電コーナーには、
「〇〇作り機」みたいなのがたっくさん。
機械に作ってもらおうとか、
これなんだか便利そうとか楽しそうとかで、
メニューひとつにつき機械ひとつ買ってたら、
キッチンがとんでもないことになりそうよね。
確かに、こういう家電って便利なんだろうけれど、
私の経験上、
使うのって買った当初だけじゃない?
初めは面白がって、家族で使うんだけど、
そのうち、取り扱いやお手入れが面倒になって、
わざわざそのメニューだけのためにその機械を出してくるくらいなら、
元々あった道具で作ればいいじゃんってなってくる。
それで、忘れられた機器はホコリをかぶって棚の奥。
家電あるあるよね。
もうさ、
家電もさ、
必要十分は各家庭に普及してるのよね。
現代だったら、
エアコン、洗濯機、冷蔵庫、最低限その3つあれば暮らせて、
プラスアルファー、人によって、
テレビ、掃除機、電子レンジ、炊飯器、ぐらい加えとけば、
健康で文化的な暮らしは出来るわね。
オーディオや映像関係は、
鍋ひとつあれば、
〇〇作り鍋なんて家電が無くても様々な料理が作れるし、
ご飯だって炊ける。
お掃除ロボットが無くても、小さい掃除機や箒で掃除が出来る。
アナログな道具はいいことだらけよ。
家電と違って故障がなく、
大事に使えば、何十年って使えるんだもんね。
災害時にエネルギー供給が止まっても使えるしね。
イニシャルコストもランニングコストも安いしね。
何でも最新がいいってことはないのよ。
私は時代に逆行しても、
古き良き暮らしぶりに魅力を感じるわ。
モノが無くても豊かな暮らし、
その答えは歴史にあると思うの。
こんな風に思うようになったのは、
ここ数年、家電が次々天に召されたからよ。
冷蔵庫がダメになった時は、
冷蔵庫無しで暮らしてる人を検索したわ。
存在したけど、独身男性のノマドばっかりだったわwww。
うちは無理じゃん?って素直に買ったけどね。
ルンバさんも同居していたこともあるわ。
ある日、体調崩されたルンバさん。
2万8千円くらいで買ったのに、
たった2年、
バッテリーの交換に1万5千円とかかかるし、
正規代理店のメンテナンスは受けられないことも分かってムカついたわ。
アナウンスが、
中国語になったりフランス語になったりして、
笑わせてくれたけどね。
お金のかかるワガママ女みたいだったわよ。
この方とも最後まで打ち解けられず、
お別れに至ったわよ。
うち、狭いし、
ちいさい掃除機と雑巾で十分だったのよね。
誰が言ったのか、
「あったら便利は無くても平気」は名言ね。
凪