こんにちは、ATSUです。
今日は英単語暗記法(実践編)について話したいと思います。
覚えたい単語を強制的に使うことが大事
過去にも英単語暗記法の動画は投稿したと思います。
特に私が利用している戦術についてその時はお話しました。
(「絵を描く」など)
ただ、その時私は「強制的に覚えたい単語を使う」ことの重要性について強調しなかったと思います。
ネイティブに実際に使用されない単語というのはたくさんあります。
まぁ使われるんですが、頻度は低いものです。
そういった場合、それらの単語が忘れられてしまう可能性が高くなります。
なかなか聞かないし使わないので、忘れる可能性が高まるのは当然ですよね。
ただ、実際にはそれらも知るべきです。
ネイティブは知ってますよね?ただよく使わないってだけで。
例えば難解な記事を読んだりするときなどにそういった単語に出会えば、彼らはしっかり理解できます。
私たちが「よく使われないから」という言い訳をしてそういった単語を忘れてしまうと、ネイティブと非ネイティブの英語力の差というのは本当に明白なものになると私は考えています。
なので私はそういったことが実際に起こるのを防ぎたいと思っていて、ゆえに私のポリシーは出来る限り単語は覚えて、強制的に使う。
例えそれが不適切な使用法でも、私はその状況に合っていないような単語も無理やり使ったりします。
しかし、あまり気にしていません。
なぜなら唯一の目的はその単語を頭に定着させることだからであり、それがここで強調しておきたいことです。
そういった単語を暗記することは、頻繁に使われる単語を暗記することに比べると有用性は低いというのは分かっていますが、そういった単語も理解できなくてはならない状況は確実に存在しますし、私は出来るだけ全部暗記してしまうことをお勧めします。
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単語暗記をデモンストレーション!
さて、この動画では私が実際にどうやって単語を暗記するかをデモンストレーションしてみたいと思います。
最近利用している単語帳を使用して。
「究極の英単語セレクション」というALCのもので、難解な単語が文字通り1000語入っているものです。
例えばたった今覚えた単語の1つは「一斉攻撃」という意味の“salvo”です。
誰が使うかは知りません。
個人的には聞いたことがないんですが、ネイティブでも「もしかすると」知らない人がいるかもしれません。
ただそれがこの単語帳をやる目的なので、まぁ暗記してもいいかなと思ってます(笑)。
ともかく、この単語帳はそういうものだっていうだけです。
見てわかる通り、例えばこれはLEVEL3、最もレベルの高い単語ですが絵も描いてないですし書き込みが一切ありません。
LEVEL3はまだやっていないという証拠です。
なので、ここで重要な点は、まだ暗記していない単語をここで使います。
そうやって、単語の暗記をどうやって行うかをやってみたいと思います。
どうやって強制的に英文の中で使うかというところですね。
そして単語帳に載っているものを使って何をするかもデモンストレーションしてみます。
また、この単語帳に対して特別なことはなくてどんな単語帳を使ってもよいです。
TOEFLのでもIELTSのでも何でもいいです。
基本的には例文、音声記号、日本語での意味が載っていますね。
じゃあこれからランダムにこの単語帳を開いて、そのランダムに開いたページの左側に載っている単語を覚えます。
どうやって暗記するかというのを見せます。
私がこれから覚える単語が左側にあります。
ではちょっと見てみましょう。
Flipside、Lodestar、Obverse、Parallelogram…ということでここに4つの単語がありますね。
最初の“Flipside”は知っています。
この単語は私のツイッターアカウントからもう投稿したことがあると思います。まだフォローしてなければフォローお願いします。
もう投稿しているので、もう知っているということですね。なのでスキップします。
ということで、この3つの単語を覚えるということになると思います。
Step1.発音
まず私が第一にするのは「発音」です。
なので、lodestar、lodestarとただ発音します。
なぜなら、私の単語暗記方法は「音」だからです。
音を使いながら単語を見ます。
何度も何度も書くことは時間の無駄だと思っているので、決してしません。
ただ、発音します。
ただ発音記号を使って単語を見ながらlodestar、lodestarと発音します。
他の単語にも全く同じことをします。
Obverse、Obverse、Parallelogram、Parallelogram…。
ということで、第1ステップは「発音」です。
Step2.意味をチェック
そして次のステップは「意味を見ること」です。
これ日本語ですよね。
ただ実際私は意味を日本語でチェックすることは特に気にしません。
「Lodestar」は「目標」という意味です。
ここに原義が北極星と書いています。
それで私が思うのは「Lodestar」の「star」の部分は北極星から来ているんだろうということです。
そして「星」といえば目標としていることを表すもの、もしくは「なろうとしている人」になり得ます。
なので、この単語のStarの部分を見て、単語の意味(目標)と単語を簡単にリンクさせることが出来ると思います。
Step3.単語構造を分析
私が単語を見ながら発音して意味を確認した後にすることは、「単語の構造を分析すること」です。
この場合、lodestarは2つの構成要素からなっていると思います。
最初の部分はlodeですが、これが何を意味するかは私は全く分からないので無視します。
「北」という意味かもしれません。
原義は北極星ですから。しかし、気にしません。
なぜなら目標という意味と後半部分のStarをリンクできれば、ある程度リンク出来る限り大丈夫です。
それが発音と意味を確認した後にやることです。
単語の分析は暗記をするうえで非常に有用です。
この方法で暗記した後にすることは、英単語と日本語の意味をリンクして、日本語の意味とその日本語を聞いたときのイメージをリンクすることです。
なのでこのケースでは「目標」ですね。
「目標」と聞いたときのイメージをして、その裏にあるのは日本語の意味で、日本語の意味の裏にあるのは英単語、lodestarです。
その後にすることは真ん中にあるものを欠落させます。
なので「目標」という真ん中にあるものを消します。
英語、日本語、イメージを列に並べて、日本語を取り除きます。
つまり、英語とイメージの2つを頭に残します。
そうすることで私は英語を英語で理解出来るよう心がけています。
それが鍵だと思います。
もし日本語の意味を覚えるところで止まったら、英語で全て考えながら英語で話すのは少し難しいと思います。
英語で話すときは英語で考えるし、日本語を話すときは日本語で考えます。
両方を共存させることは出来ないと思います。
出来るかもしれませんが、結構疲れると思います。
なのでまず英語と日本語を両方暗記して、同時にイメージをして日本語の意味を取り除きます。
例えば私が英語を日本人の友達と練習するときには、友達が私に問題を出します。
「Salvoの意味は何?」とか。
友達は日本人なので日本語で答えなきゃいけないんですが、私は日本語の意味を覚えない(忘れる)ので、その単語帳に書いている日本語の意味を正確に言うのは難しいです。
いずれにしても、この方法が英語を勉強している人にお勧めしていることです。
『Obverse』を覚えよう
では次の単語に行きましょう。
Obverse、意味は「表側」です。
そのあとは分析ですよね。
今気づいたんですが、対義語としてreverseが載っています。
これがあるとかなり暗記が楽になりますね。
Obverseはreverseの逆側ってことですね。
またObviousは明らかという意味ですよね。
そしてObverseはObviousによく似ています。
関連性がこれらの単語にはあると思います。
OBV-は「明らか」(私の予想ですが。)
Obverseは表側。OBV-は明らか、となるとVerseの部分は「側」。
なぜならReverseが逆側だからです。
明らかに(OBV-)なっている側(Verse)なので、表側という意味だと感覚的にわかります。
そうやってすでに知っている単語とリンクさせて、英単語暗記を楽にすることもできます。
例文を覚える必要は?
最初にやった単語ではカバーしなかった3つ目のやるべきことは、「例文を読むこと」です。
多くの人が「例文も暗記した方がいいですか?」と聞きます。
私はしなくていいと思います。
すごく時間がかかるし、こういった本にある例文はあまり実用性がないと思います。
例えばこの例文を読んでみます。
「Since 1959,the United States penny coin has featured Abraham Lincoln on the obverse side and the Lincoln Memorial on its reverse(1959年からUSペニーの表にはリンカーンが、裏にはその記念碑が刻されている)」
もし私が単語帳の例文をすべて暗記するような人だったら、きっと私はかなり変な人になってしまっているでしょう。
私は私の独り言や会話の中で「Since 1959,the United States penny coin has featured……」とそのまま言うことはほぼ無いと思います。
覚えないで、ガイダンスとして使ってください。暗記の必要はありません。
私が基本的にするのは例文の一部を切り取って、もっと使える形にします。
この場合、“the obverse side”と書いてあります。
このフレーズは使えると思うので、こうやって括弧をつけます。
そしてこのページを復習するとき全文読むのではなく、括弧内のものだけを読みます。
こうすると効率的になりますので、何度も何度も例文を読むことは私はしません。実用性があまり無いと思います。
『Parallelogram』を覚える
では3つ目の単語にいきます。
3つ目はParallelogram、平行四辺形です。
お恥ずかしいですが、この単語は聞こえるにも関わらず知るのは基本的には今回が初めてです。
日本で育ったからですね(笑)。
英語圏で義務教育を受けていたら知っているんでしょうが、残念ながら今回が初めてです。
Parallelogram、Parallelogram…非常に長いので何度も言わないといけないかもしれません。
私は慣れているので結構すぐに発音できますが、読んで、意味をチェックして、平行四辺形をイメージして、そして日本語を取り除きます。
なので今頭にあるのは平行四辺形という言葉ではなくて、平行四辺形の図です。
そして分析ですよね。このケースでは、かなりシンプルだと思います。
Parallelの部分は「平行」ですよね。
gramの部分はdiagramから来ていて、図形ですね。
なのでParallel(平行)+gram(図形)=平行四辺形で、このケースはけっこう簡単ですね。
そして3つ目にすることは、例文を読むことです。
「The aretist’s most recent piece is comprised of basic geometric shapes:two squares,a parallelogram,ad a triangle.(その芸術家の最新作品は2つの正方形、1つの平行四辺形、そして1つの三角形という基本的幾何学図形でできている。)」
先ほども言いましたが、全文は覚えないでください。
ただ、このparallelogramという単語を使う可能性はあるので覚えます。
まとめ
では、ここまでやったことを復習します。
1つ目は発音すること。
そして日本語の意味とつなげる、そしてその日本語をイメージとつなげる、そして日本語を取り除くことで、英単語とイメージを直接連結できるようにします。
そうすることで英語を英語で考えながら話せるようになります。
ともかく、それがプロセスですね。
2つ目にすべきことは単語構造の分析。
必ずしもそういった分析から手がかりを得られるわけではないですが、最も有用な単語暗記法の1つだと思います。
3つ目は例文を読むこと。
全部の例文は覚えず、使えそうなのを括弧でくくって、そこだけ復習します。
それで十分だと思います。
これら3つが基礎的で、基本的にすべきことです。
そしてなかなか覚えられない時は絵を描いたりするのが有効で、これは1つ目の動画で紹介したことですね。
強制的に使う
では次の段階に行きましょう。
覚えた単語を強制的に使うことです。
これは非常に重要なことで、強制的に使わないと忘れてしまいます。
ネイティブはネイティブなので忘れないかもしれませんが、私はネイティブではないので強制的に使って知識を維持します。
日本語でも同じことをしています。
例えば学術書-例えば会計や経済のテキストを読んでいるとき、書籍の中の知識を簡単に忘れちゃいます。
なので、私はそれらで学んだ知識を、友達とのコミュニケ―ジョン等を通してアウトプットします。
今日覚えた単語で文章を作ってみよう
では、今日は3つの単語を覚えましたね。
1つ目はlodestar 目標
2つ目はparallelogram 平行四辺形
3つ目はObverse side 表側
これらを使おうと思います。
以下独り言英語の例(動画参照)
『There is a one-thousand yen bill,right?(千円札ってありますよね?)
and I think there used to be Natsume Soseki on the obverse side of a thousand yen bill(夏目漱石が昔千円札の表側にあったと思います。)
and actually,I do recognize the fact that he contributed to the development the educational system in Japan.(そして、彼が日本の教育システムの発展に大きく貢献したというのもよく認識しています。)
And I thinke he spent a huge amount of time making a lot of efforts to sort of,you know,set up the educational system in Japan in Meiji era,maybe.(そして彼はかなりシステム構築に多くの時間と努力をかけたと思います。確か、明治時代ですよね。)
And he is pretty much like my lodestar.(彼は私の目標としている人みたいな感じです。)
Because I’ve been posting a lot of videos on Youtube trying to educate people from the perspective of English(なぜなら私は英語の観点から教育をしようとずっとYoutubeで動画を投稿してきていて)
so I really wanna make English spoken by Japanese much better(日本人の英語をよりよくしたいからで)
so that is why I’ve been doing this kind of activity.(だからこういった活動をしています。)
By the way,Speaking of education(ところで教育と言えば、)
I’m not really good at mathematics,for instance when I was at primary school,(あんまり数学が得意じゃないんです。例えば小学校にいたころ、)
I didn’t even know how to calculate the dimension of a parallelogram.(平行四辺形の面積の求め方も知りませんでした。)
Well,I knew how to calculate the dimension of a triangle(三角形の面積の求め方は知っていましたが、)
but I didn’t know really how to calculate the dimension of a parallelogram.(平行四辺形の面積の計算方法は知りませんでした。)
A parallelogram looked a little bit weird to me.(平行四辺形ってちょっと変に見えたんですよね。)
so,well,but there was a student in my classroom who was actually one of my best friends(だから、まぁ、でも私のクラスにいた仲の良い友達の1人に)
who was really good at doing it.(それが得意な人がいて)
And he was sort of my lodestar cos I really wanted to be like him.(その人私の目標だったんですよね、彼みたいになりたかったので。)
』
こんな感じです。
単語を無理やり使っています。また言っていることが合っているかどうかは気にしていません。とにかく強制使用することがフォーカスです。
是非参考にしてみて下さい。