NASA、南極の氷増えていた 人工衛星の観測 【共同通信】
南極大陸の人工衛星画像。左側が南極半島などがある西部(NASA提供・共同) 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は4日までに、1992年から2008年までの間、南極の氷は増えていたことが人工衛星による観測で分かったと発表した。 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が13年に出した報告書などほかの研究では、南極の氷は全体として減り続けているとしており、NASAのチームは「食い違う観測結果だ」としている。 氷床表面の高度を観測したデータによると、92年から01年にかけて氷は年間1120億トン増加、03~08年にかけては鈍るものの、年間820億トンの増となった。 |