「Firefox 42」公開、トラッキング保護付きプライベートブラウジング機能を正式搭載

　Mozillaは3日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新安定版となる「Firefox 42」（バージョン42.0）を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーには自動的にアップデートが適用される。

　Firefox 42では、トラッキング保護付きプライベートブラウジング機能を正式に搭載。広告配信事業者など第三者による行動追跡に関するコンテンツをブロックすることが可能となり、ユーザーのプライバシー保護をより高めることができる。この機能はすでにベータ版に導入されていたが、正式版にも取り入れられた。

　トラッキング保護を一時的に無効にする設定は、サイトのセキュリティとプライバシーのコントロールを行う、新たに追加された「コントロールセンター」から行える。

トラッキング保護付きプライベートブラウジング機能が利用可能に

トラッキング保護を一時的に無効にする設定などはコントロールセンターから行える

　パスワードマネージャーでは、ユーザー名とパスワードの保存タイミングの検出方式を改良。コンテキストメニューからパスワードを入力できるようになり、Windows版のGoogle ChromeまたはInternet Explorerからいつでもパスワードをインポートできるようになった。

　このほか、音声を再生しているタブにアイコンを表示し、アイコンをクリックすることで音声をミュートできる機能を追加。WebRTCについてはIPv6のサポートなどを行った。