ジョン・ウィックJohn Wick/監督:チャド・スタエルスキ/2014年/アメリカ、カナダ、中国
「お前はとんでもないヤツを怒らせたようだな……」
完成披露試写会で鑑賞。公開は10月16日です。
なぜ「中二病の神」とタイトルにつけたかというと、『マトリックス』を見て黒いロングコートとサングラスを買っちゃった人たちを目の当たりにしていたためで、中二病を否定的にとらえているのでなく、そういう行動をとらせてしまう映画の力! みたいなのを『ジョン・ウィック』にも感じたからです。
あらすじ:愛犬殺されたので復讐する。
ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)は、奥さん亡くしてしょんぼりしつつ、飼い始めた犬がかわいくてかわいくてこりゃあたまらんぞいとデレデレしていたら、ちんぴらに、かわいいかわいい愛犬ちゃんを殺されたのでブチ切れます。
※ネタバレはありません。
- おすすめ
ポイント - 覚醒キアヌがかっこいいので、みなさん真似すると良いです! 主に中学生の皆さん! そしてデフォーもかっこいいのよ〜。わたしいちおしは掃除屋おじいちゃんだよ!
『ジョン・ウィック』完成披露試写会状来てた、完成披露といっても去年の映……がっ……は、ともかく、すでに洋盤で見た友達から「犬殺された。ので仕返しする。以上。ネタバレとかない。」と聞いており、試写状が二つ折りで、 pic.twitter.com/KcLzNn5tYv
— ナイトウミノワ (@minowa_) May 25, 2015
開いたら、あらすじ終わってた。 pic.twitter.com/OsjdgcmD1A
— ナイトウミノワ (@minowa_) May 25, 2015
はい、あらすじとしては以上です。で、ネタバレも特にないんですね、バレるようなネタがね。ときに「キアヌ・リーブス 完全復活」ってありますが、別に何もしていなかったわけではないんですよね、何を基準にしているのか、おそらく『マトリックス』基準だと思いますが、2000年に入ってからも毎年なにか公開されていたよ。たしかに、あまりパッとはしていなかったね。
『ジョン・ウィック』見た。アテ書きかな? て思うくらい、この役はキアヌに合ってる。『マトリックス』のとき黒いロングコートとサングラスを買ってしまった男子がいたが、キアヌはまた、この世に厨二病的なファンを増やすかと思うとお母さん嬉しいです。しかし中学生は見られないんだった……。
— ナイトウミノワ (@minowa_) June 11, 2015
キアヌは凄腕殺し屋で、いったん引退している(ああ、「キアヌ・リーブス 完全復活」の「復活」ってそのことか! って今)んですが、元お仲間とかから「久しぶり!」「戻ってきたの?」「あっ、ジョン・ウィックさんだ!」って言われまくっていて、なんかすっごい『ニューヨーク1997』『エスケープ・フロム・L.A.』を思い出しました。映画としてはぜんぜん似ていません、単にすごく話しかけられるところだけを思い出したのよね。『ジョン・ウィック』レグイザモの出番は少ないもののめっちゃかっこいいシーンあるし、デフォーはずっとかっこいいし、
— ナイトウミノワ (@minowa_) June 11, 2015
文章が途中で止まっているのは、ここまで書いたところでクリストファー・リー様の訃報を知ったため、続きが書けぬままにツイートしたからです。
ともかく、ジョン・レグイザモ、彼がまず「お前、ヤツを怒らせたか……」みたいなことをおっしゃいます。あ、こんな言い方じゃないです、ないですけど、雰囲気? そんなかんじ?
そしてウィレム・デフォー、こちらもまた良い立ち位置でですね、キアヌとの距離感がですね、これは、ごはんがおいしい方もいらっしゃるんじゃないでしょうか!(どん!
『ジョン・ウィック』は久しぶりにマリリン・マンソンの曲が使われてて、とはいえ今の混乱した脳味噌で思い出せるマリリン・マンソン使われた映画『ロスト・ハイウエイ』だが、ともかく、お母さん嬉しいです。中学生に見て欲しい映画でした。見られないのだが……。なんとかして見て罹患して欲しい。
— ナイトウミノワ (@minowa_) June 11, 2015
わたしがね、これは一番、中学生心を掴まれるんじゃないかしらと思ったのが、掃除屋さんとホテルマンですね。合図するとテキパキと仕事をこなしておいてくれるわけですよ。ホテルまわりはなにかとよろしい。あのホテルは殺し屋ばっかりが泊まっておる。ので、なんかホテル独自の殺し屋向けルールがあったりする。そういうのもたまらんではないですか!というわけで、アクションも素早くてカッコ良かったですし、ちんぴらには一欠片の同情も出来ませんから全力でキアヌを応援できますし、ちょいちょい挟まれるコミカルなシーンも、浮きすぎず、やりすぎず、すべりすぎず、でちょうどいいです。オススメです。続編楽しみですね。