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厚生労働省汚職 賄賂の金額を指定か10月15日 11時47分
マイナンバー制度の導入に向けた厚生労働省のシステム設計などの業務を巡る汚職事件で、現金100万円を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕された室長補佐が、賄賂の金額をみずから指定していた疑いのあることが、警視庁への取材で分かりました。警視庁は業者の選定に影響力を持つ立場を悪用していたとみて調べています。
この事件は厚生労働省情報政策担当参事官室の室長補佐中安一幸容疑者(45)が平成23年、マイナンバー制度の導入に向けた医療分野のシステム設計などの業務を巡り、都内の情報関連会社に便宜を図った見返りに会社の当時の社長から現金100万円を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕されたものです。
警視庁によりますと、中安室長補佐は容疑を認めたうえで、みずから賄賂を要求したという趣旨の供述をしているということです。その後の調べで、中安室長補佐が賄賂の100万円について、みずから金額を指定していた疑いのあることが警視庁への取材で分かりました。
さらに、現金の受け渡しは贈賄側の会社の社長室で手渡しで行われたということで、発覚を免れるねらいがあったとみられるということです。
警視庁は室長補佐が業者の選定に影響力を持つ立場を悪用し、賄賂を要求していたとみて、ほかにも現金の受け渡しがなかったかなどさらに調べています。
警視庁によりますと、中安室長補佐は容疑を認めたうえで、みずから賄賂を要求したという趣旨の供述をしているということです。その後の調べで、中安室長補佐が賄賂の100万円について、みずから金額を指定していた疑いのあることが警視庁への取材で分かりました。
さらに、現金の受け渡しは贈賄側の会社の社長室で手渡しで行われたということで、発覚を免れるねらいがあったとみられるということです。
警視庁は室長補佐が業者の選定に影響力を持つ立場を悪用し、賄賂を要求していたとみて、ほかにも現金の受け渡しがなかったかなどさらに調べています。