社畜の皆さん、日々の残業お疲れ様です
最近、元社畜の方々の悲しい過去を綴るブログが流行っていますね
さて、残業は社畜の特権だと思っている方もいると思いますがそうとは限りません
大学生である私も先日まで某Mがつくファーストフード店でアルバイトをしていた時は、8時間労働の後に2時間残業なんてザラでした
基本週5出勤なので単純計算して月40時間の残業をしたことになります(本当のこと言うともうちょっと多い)
40時間wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwと、せせら笑う方もいるでしょう
最低でも月残業80時間、場合によっては月残業150時間とか言う方もいらっしゃいましたからね
恐ろしい世界です・・・
実際のところ、私もこの流行に乗って今回の記事を投稿するかは少し悩みました
ですが、「学生アルバイトとして長時間残業をすることについての記事はまだ書かれてないっぽいし、じゃあ俺が書いてみようか!」というノリで書いてみました
さて、最初に大まかな私の意見を言っておきますと
大学生が残業してまでアルバイトを頑張ることは絶対に勧められない
この一言に尽きます
できればアルバイトなんかせずに大学だけに集中して勉強に取り組むことが理想なんでしょうが、この不況下ではそんな余裕が無い人も結構いますでしょうし(実際に私もその一人です)
それに、アルバイトから得られることもお金以外にもたくさんありますからね
でも、お金のため、あるいは責任のために残業してまでアルバイトを頑張ると言うのは絶対に勧めません
何故か
それはこれからの話で分かるかと思います
お金は入ってくる分だけ出て行く
大学生が40時間残業をするとどうなるか?
単純に考えてまず、収入が増えます
が、同時に出費も増えました
何故か
低所得長時間労働の人ほどエンゲル係数が増える という経済学的な話は抜きとして
私の場合は収入の殆どが食費に消えました
もともと自炊をしていたのですが、16時出勤からの26時退勤という生活の中で、自炊をするというのは時間的にも体力的にも無理な話でした
商品を出すスピードが売りの某Mでは、常に体を動かし続けなければなりません
私は厨房とカウンター、ドライブスルーすべての仕事に就けましたが、仕事中に休む時間は1分もありませんでした
水分補給なんか洗い物をしながらするくらいです
更に閉店作業も行っていたためコレにも時間と体力を食われ
この閉店作業も、時間オーバーしているので全速力で行わなければなりません
そんな過酷な労働だったので
仕事後は何もする気にはなれませんでした
で、仕事後の食事は外食をするんですよね
そんな生活が毎日続いて・・・
最終的に、私の一ヶ月の食費は5万円を超えました
残業代込みでも所詮アルバイトの身、月々たかだか10万前後の収入です
結果、残業が増えたからお金も増えた なんてことにはなりませんでした
仕事が上手くできるようになれば良い、なんて事はない
長時間労働をしていれば仕事が早くできるようになる とは限りませんが(実際に私の職場にもそうはならない人もいました)
仕事が上手にできるようになる人が大半であることは事実だと思います
で、仕事ができるようになればじゃあ残業をしなくても済むかといえば、そんなことはないです
むしろ仕事が増えてさらに残業の時間が増えます
例えば新人のトレーニングとか、細かい場所の清掃とか
私の場合はシフトマネージャーとして働いていたので、社員クラスの仕事(現金管理や原材料の発注など)も任されていました
今の時代、特に飲食店は人手不足が激しいので、仕事ができるから早く帰れる!なんて事にはならず、むしろもっと多くの仕事を任されるようになります
結果、残業をして長時間働くことにより更にそれ以上の仕事や責任を負わされることになりました
こうなったらもうおしまい
残業
↓
仕事ができるようになる
↓
更にたくさんの仕事を任される
↓
残業
↓
仕事ができるようになる
↓
更に(ry
↓
体力と時間が更に削られる
という、文字通り負のスパイラルに陥るわけです
結果、残業をすることにより更に残業を増やされました
授業を休むようになった
コレが今回の肝で、大学生ならではの残業のデメリットだと思います
自炊もまともにできなくなってしまった私は、アルバイトの疲れのために大学の授業をサボるようになりました
なぜ授業をサボってまでバイトを頑張るのか
それは、一見すると授業よりもアルバイトに行くことのほうが責任が大きく見えてしまうからです
どういうことなの?と思う方も多いと思うので具体的に話しますと
大学の授業は、出席しなくても特に誰かから何かを言われることなんてないです
教授だって大学だって私が出席しないことにより不利益を被ることは無いですし
ですがアルバイトの場合はそうはいきません
もしも私がアルバイトをサボってしまったら、または多く休んでしまったら企業は困ることは明白です
なので、私がバイトをサボったりしたらかなりの確率で社員の方に怒られてしまいます
更にいうと、そのような環境で長くアルバイトを続けていると「アルバイトにはちゃんと行かなくちゃ、出られるときにはできるだけ出勤しなくちゃ」という不必要な責任感まで産まれてきます
結果、大学の授業よりもアルバイトを優先してしまいます
そうなったらもうおしまい
深夜までクタクタになるまで働いていたのに早朝起きられるはずもなく、授業をサボる
挙句の果てには「アルバイトのためにこの時間まできちんと寝てなくちゃダメだ」とか考えて3限をサボる(3限は昼の1時から始まります)
そんな風になります
ちなみに私も実際そうなりまして
2ヶ月連続自主休講という記録を出しました
結果、前期の単位はすべて落としました
まとめ
今回あげた3つの項目ですが、正直なところ自己管理能力が高い人なら月残業40時間しようが3つともクリアできちゃうんじゃないかな って思っちゃうんですよね
自分の自己管理能力が高ければ
残業して疲れていようが自炊をして
残業して仕事が増えようが更に上回る力をつけて適応して
残業して疲れていようがちゃんと授業に出て
そんな風にできるんじゃないだろうか と思ってしまうこともありました
自分が自分に甘いから、体力がないから、仕事ができないから、不器用だから
だから授業をサボって親の金をドブに捨てるような真似をしてしまっている
そんな考えが頭のなかをグルグル回って眠れない日もたくさんありました
結果、鬱になりました
とまでは言いませんが、現実を直視するのが辛くなりかなりの時間を無駄なことに費やしてしまいました
今になって冷静に考えてみれば、あの労働状況できちんとした学生生活を営むなんて不可能に近いことだって理解できます
お金の面でも精神的な面でも、そしてなにより大学のためにも、大学生がアルバイトで残業してまで頑張ることは勧められない
今回の私の話でそう思ってくれたなら嬉しいです