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6歳未満の脳死判定4人目 臓器提供へ
10月12日 18時10分

6歳未満の脳死判定4人目 臓器提供へ
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千葉県内の病院で治療を受けていた6歳未満の男の子が12日、脳死と判定され、臓器の移植手術に向けた準備が進められています。5年前に改正臓器移植法が施行されて以降、15歳未満の子どもが脳死と判定されたのは8人目で、判定基準がより厳しい6歳未満の子どもでは、今回が4人目となります。
日本臓器移植ネットワークによりますと、脳死と判定されたのは千葉県内の病院で治療を受けていた6歳未満の男の子です。
10日、家族が臓器移植ネットワークのコーディネーターから説明を受けて脳死段階での臓器の提供を承諾し、12日午前1時半すぎ脳死と判定されたということです。
男の子の両親は提供を承諾したことについて、「子どもを失うことになり、親として深い悲しみのなかにいます。そのなかで、臓器提供により誰かが救われたり、誰かの苦しみが和らげられる可能性があることは私たちに残された1つの希望のように感じています」とするコメントを発表しました。
日本臓器移植ネットワークによりますと、提供された臓器は、心臓が東京大学医学部附属病院で10歳未満の男の子に、肝臓が国立成育医療研究センターで10歳未満の女の子に、腎臓が千葉東病院で30代の女性にそれぞれ移植される予定です。5年前に改正臓器移植法が施行されて以降、15歳未満の子どもが脳死と判定されたのは8人目で、判定基準がより厳しい6歳未満の子どもでは今回が4人目となります。

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