今週のお題「私のテーマソング」
えー、皆さんご存知のとおり、ぼくは馬の骨(平沢進にわかファン)です。
師匠の楽曲と歌声は、ぼくのような高2病クリエイターの魂をクトゥルフの呼び声のように揺さぶってくれるため、
自分でも気づかないうちに長編作品の章タイトルが全て平沢進/P-MODEL/核P-MODELの曲名になっていたりします。間違いなく馬の骨です(あとで思い直してやめたけど)。あと恋カケに『賢者のプロペラ』が出てきたら僕のしわざです。
お葬式の際は『Switched-On Lotus』で送り出していただきたい。
というわけでテーマソングがあるなら師匠の曲になりますが、1曲決めるとなると難しいですね。
初めて聴く人のために1曲目を選ぶなら「白虎野の娘」になっちゃいますしねー。
ところで「ダブステップをエロゲのBGMにしたらチャレンジだよね」って会話を某ゲームブランドの代表さんとしたことがあります。
僕は総じてコンテンツ・ニワカなので申し訳ありませんが、ダブステップはヴァオーン↓ デューデュ↑デュ↓ウ↑デュ↓↑デュ↓ ヴェ↑ウ↓ヴェ↑ウ↓ヴェ↑ウ↓って感じの音楽です。
ダボステッピを文字に起こすと面白い - Togetterまとめ
エロゲにEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック) は新しい試みだといえます(たぶん)。僕もダブステップやテクノが好きで話が盛り上がったのですが、実際にゲームに採用されたところ、ユーザーさんたちにも好印象だったようです(観測範囲内では)。
そういえばアニメ『寄生獣 セイの格率』の戦闘シーンもダブステップ風のBGMで、好意的な意見が多かったらしいですね。街中でもワイドショーでも普通に流れるようになってきているので、どんどんダブステが使われていけばいいと思います(手垢がつくと嫌だなーと思いつつ)。
ニワカなのでスクリレックスにドハマリしていた時期があって、初めて買った『バンガラング』は直輸入だったのでよかったのですが、『リセス』をまちがえて日本のレコード会社を通して買ってしまって精神的に大損こいた記憶があります。
なにがイヤかって、日本のレコード会社を通して買うとまったく文才のない解説シート(ライナーノーツ)がついてくるのね。しかもこれがつくがために値段が高い。
『さすがに13年以降(ヒット・チャート等の一般レベルにおいて)EDMムーヴメントも落ち着きを見せ始めている中、一部のDJ出身サウンド・クリエイターがメインストリーム・シーンのヒット・プロデューサーに君臨し続けているが、特にメジャー市場におけるそれはどことなく画一化したサウンドに満ち溢れている。アバンギャルドで革新性を伴ったサウンドが生まれ、やがてメインストリームを形成していく…大衆音楽の歴史は、大雑把に言ってしまえばその繰り返しなわけだが、スクリレックスは自らの音楽の孤高性を常にハイ・レベルでキープすることに腐心していたのではないだろうか。(一部抜粋)』
あー、でもこの記事を書くために『リセス』のライナーノーツを読み返してみたら思ってたよりひどくなかったぞ。……でもこんな文章のためにお金を払ったのかと思うと……(このへんにしておこう)
ちなみにこういう主語と述語の間にこれでもかと補足的な文章が詰め込まれている文章を、名大の戸田山和久教授は著書「論文の教室」のなかで『イカめし文』と呼んでいます。
が、今回はそういう文章作法の話ではなく作業BGMの話をしましょうか。
作業用BGMといえば、ある日Twitterで流れてきて知ったのですが『LSD』('98)というゲーム(日本で最高に頭のおかしいゲームとまで言われる奇ゲー)のサウンドトラックがパブリックドメインとなっており、 これが作業用BGMとして非常に最高でオススメです。
最高に頭のおかしいゲームといわれるだけあり、深夜にひとりで聴いていると不安に駆られて後ろを何度も振り返ることになります。怖くない、怖くないヨー。
もっとも頭の中で音読しながら書く文章書きにとって、作業用BGMは実際不要ですが、それはそれ。これはこれ。
あとは『艦これ』が作業用BGMになるって誰かが言ってた。
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