※イメージ画像:『別冊カドカワ DIRECT 001 表紙:島崎遥香(カドカワムック 506)』角川マガジンズ

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 大物司会者の徳光和夫(74)が、10日に放送されたバラエティー番組『ジョブチューンSP』(TBS系)で共演したくない芸能人にAKB48の島崎遥香(21)の名前を挙げたことが話題になっている。

 徳光は「司会者ってのは来られたゲストにいかにいい気持ちで帰っていただけるか」と心構えを説き、続けて「そういうことをどうしてもできないのが島崎遥香」と発言。続けて「答えてくれないし、答えと全然違うことをベラベラしゃべりやがるし」「質問をシカトするんだよ。俺の孫よりも年下なんだよ、あいつは。ホントに屈辱的でした」と、真剣な表情で愚痴りまくって周囲を驚かせた。

 また、ロンドンブーツ1号2号・田村淳(41)と共演している番組で饒舌な島崎を目にしたといい、徳光は「腹立つよ! 俺に話さないくせに淳くんにはあんなに話すのか」とも吠えた。

 両者の因縁が発生したのは2013年の『AKB48選抜総選挙』。選抜入りしたメンバーはマイクの前でスピーチするのが恒例となっており、大多数のメンバーは3〜4分の持ち時間を使っていた。だが、12位で初の選抜入りを果たした島崎は1分ほど喋っただけで終わってしまった。司会を務める徳光は何度も質問を投げかけて言葉を引き出そうとするも、島崎は無言。さらに昨年の選抜総選挙では同じく1分ほどのスピーチをした後、徳光が質問をする前に「以上です」とすぐに席に戻ってしまった。

 その後、徳光はAKB関連番組で「私の50年の口先人生の中で、これほど苦労している女の子はいません」と語るなど、島崎を「天敵」と認識していることを明かしていた。それでも腹の虫がおさまらずに「共演NG」とまで言い放ったのだろうか。

 当の島崎はニュースで徳光の発言を知ったといい、トークライブアプリ「755」で「私は徳光さんのこと好きです 毎回、総選挙の司会をして下さっていてありがたいですね」と無難に返している。

 もちろん、これは「塩対応」という島崎のキャラクターに沿った演出と考えることもできる。だが、最近の島崎の言動に疑問を感じていた人々からはネット上に以下のような厳しい意見が寄せられている。

「これは徳光さんに同意。運営とメディアが塩対応という言葉で付け上がらせたせい」
「塩対応って個性でも何でもなく失礼なヤツなだけだろ」
「司会者の質問に答えないとか仕事放棄じゃねーか」
「今はチヤホヤされてるけど年取ったら単なる失礼な社会人になっちゃうよ」

 その一方で熱烈な島崎ファンからは「徳光に司会技術がないだけ」「大人げない」「あんなロートルに何をいわれても気にしなくていい」などと、島崎を絶対的に擁護する意見が噴出。だが、そのファンからも「徳光さん、よく言ってくれた」「誰かが注意しないと」などと、徳光の発言を支持する意見が少なからず上がっている。

 最近の島崎は「イケメン好き」を公言したりジャニーズタレントとのネット上での親密なやり取りが発覚するなど、ファンをないがしろにしているフシが目立つ。また、ぜんそく治療を理由に握手会やイベントを欠席したかと思えば、フランスの映画祭に参加して現地で遊びまわったりと仕事に対する姿勢に疑問を感じる場面も多々ある。

「徳光さんは好々爺のイメージがありますが、実際は口が悪いし性格もキツめ。島崎への対応に手こずってイラ立っていたのは事実でしょう。しかし、本当に激怒しているわけではなく、あくまで番組を盛り上げる演出の範囲内。ですが、知ってか知らずか島崎への批判が高まっているタイミングで発言が飛び出したため、大きな話題になってしまった。徳光さんの発言どうこうよりも、それだけ島崎に対する世間のイメージが悪化していることが問題でしょう」(アイドルライター)

 徳光の発言は演出のうちといえそうだが、それを発端に巻き起こった世間の批判は「ガチ」のようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)