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国境なき医師団 誤爆調査で各国に支援要請へ
10月12日 9時09分

国境なき医師団 誤爆調査で各国に支援要請へ
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アフガニスタン北部で国際的なNGO「国境なき医師団」の病院がアメリカ軍に誤って空爆された事件について、このNGOの現地代表がインタビューに応じ、誤爆がなぜ起きたのか、国際機関による調査の実現に向けて、各国に支援を求めていく考えを示しました。
アフガニスタン北部のクンドゥズで今月3日、「国境なき医師団」の病院がアメリカ軍に空爆されて22人が死亡し、オバマ大統領は誤爆だったと謝罪したうえで、徹底した調査を行う考えを示しています。
これについて「国境なき医師団」のアフガニスタン代表を務めるギュルヘム・モリニー氏は11日、首都カブールで事件後初めて、NHKのインタビューに応じました。このなかでモリニー氏は「空爆の数日前、帰宅中に流れ弾に当たったスタッフがいたため、みな病院にいるほうが安全だと考えていた」と述べ、最も安全であるべき病院が空爆されたことに憤りを示しました。そのうえでモリニー氏は、誤爆がなぜ起きたのか明らかにするため、国境なき医師団がIHFFC=国際人道事実調査委員会に調査を要請したことについて、このNGOの支部が各国に手紙を送り、支援を求めたことを明らかにしました。
モリニー氏は「いまのところ、どの国からも正式な回答はないが、非公式な支援の申し出はある」と述べ、引き続き各国に調査の実現を訴えていく考えを示しました。

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