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仏首相 シリア難民問題は政治的解決が重要10月5日 6時43分
日本を訪れているフランスのバルス首相が4日夜、NHKのインタビューに応じ、ヨーロッパに押し寄せる難民問題の解決にはシリアの内戦の終結が不可欠だとしたうえで、「解決策を探る議論にはすべての関係国が参加する必要がある」と述べ、シリア問題の政治的な解決の重要性を強調しました。
この中で、バルス首相は、ヨーロッパで特にシリアからの難民が急増していることについて、問題の解決にはシリアの内戦の終結が不可欠だと述べました。そのうえで、正統性を失ったアサド大統領と対話の余地はないという考えを重ねて示す一方、「シリア問題の解決策を探る議論にはロシアやイランも含め、すべての関係国が参加する必要がある」と述べ、シリアの内戦は欧米と対立するロシアなども含め政治的な解決を重視すべきだと強調しました。
また、フランスが先月、シリアに拠点を置く過激派組織IS=イスラミックステートに対して空爆を始めたことについて、バルス首相は「ISがフランスでテロを計画しているという情報があり、正当防衛だ」と主張しました。
このほか、フランスのパリで来月末から開催される地球温暖化対策を巡る国連の会議、COP21について「地球温暖化を食い止められるような拘束力のある高いレベルの合意を得るために一層、努力しなければならない」と述べ、温暖化対策の新しい国際的な枠組み作りに決意を示しました。
また、フランスが先月、シリアに拠点を置く過激派組織IS=イスラミックステートに対して空爆を始めたことについて、バルス首相は「ISがフランスでテロを計画しているという情報があり、正当防衛だ」と主張しました。
このほか、フランスのパリで来月末から開催される地球温暖化対策を巡る国連の会議、COP21について「地球温暖化を食い止められるような拘束力のある高いレベルの合意を得るために一層、努力しなければならない」と述べ、温暖化対策の新しい国際的な枠組み作りに決意を示しました。