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東アジア経済成長率 中国経済の減速で鈍化
10月5日 11時54分

東アジア経済成長率 中国経済の減速で鈍化
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世界銀行は、日本を除く東アジア地域のことしの経済成長率の予測について、中国経済の減速などで去年より成長が鈍り、6.5%にとどまるという見通しを発表しました。
世界銀行は5日、日本を除く中国や韓国それに東南アジアなど14か国を含む東アジア地域の今後の経済成長率の予測を発表しました。
それによりますと、この地域のことしの経済成長率は、去年より0.3%低い6.5%にとどまると予測しています。その理由について、中国の景気減速に加えて、原油や天然ガスの価格の下落によってマレーシアやインドネシアで輸出額が落ち込み、経済成長が鈍化することを挙げています。一方、民間企業の投資が活発なベトナムと内需が盛んなフィリピンについては、堅調な経済成長が期待できるとしています。
世界銀行は、中国経済が今後もゆるやかに減速を続けることから、東アジア全体でも経済の減速傾向が続き、来年の経済成長率はことしの予測をさらに下回る、6.3%にとどまるという見通しを示しています。そのうえで、成長を持続させるためには、民間企業の投資を促す規制緩和をさらに進める必要があるとしていて、ことし末までに発足する見通しのASEAN経済共同体の枠組みなどを通じて、各国が非関税障壁の撤廃などに取り組むよう促しています。

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