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IS 世界遺産パルミラ遺跡の凱旋門を破壊10月5日 11時54分
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過激派組織IS=イスラミックステートが、シリアの世界遺産パルミラ遺跡で、古代ローマ時代に建てられた凱旋(がいせん)門を破壊し、先週からロシア軍が始めた空爆が続くなか、勢力が衰えていないことを誇示するねらいいがあるとみられます。
シリア文化省は5日、シリア中部にある世界遺産のパルミラ遺跡で、ISが古代ローマ時代の2世紀から3世紀にかけて建てられた凱旋門を爆破したと発表しました。凱旋門は遺跡の入り口に位置し、アーチ型の建造物には東洋と西洋の特徴を兼ね備えた装飾がほどこされ、シルクロードの東西交易で栄えたパルミラを象徴するものと評価されています。
ISはことし5月、パルミラに侵攻して以降、イスラム教の極端な解釈をもとに神殿や墓を破壊してきましたが、このところ、政府軍が激しい空爆を繰り返して攻勢を強め、先月30日からはロシア軍が空爆に乗り出しています。
今回、ISが世界遺産のパルミラ遺跡をさらに破壊した背景には、依然として勢力が衰えていないことを誇示するねらいがあるとみられます。
ISはことし5月、パルミラに侵攻して以降、イスラム教の極端な解釈をもとに神殿や墓を破壊してきましたが、このところ、政府軍が激しい空爆を繰り返して攻勢を強め、先月30日からはロシア軍が空爆に乗り出しています。
今回、ISが世界遺産のパルミラ遺跡をさらに破壊した背景には、依然として勢力が衰えていないことを誇示するねらいがあるとみられます。