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福島第一原発1号機 建屋カバーの屋根取り外し完了10月5日 11時54分
東京電力福島第一原子力発電所1号機の使用済み燃料プールには、まだ400体近くの核燃料が残されていますが、それを取り出すための、建屋を覆うカバーの屋根の取り外しが5日朝、完了しました。今後は、燃料プール周辺に散乱しているがれきの撤去などに作業が移ります。
福島第一原発1号機は、放射性物質の外部への放出を抑えるため、全体がカバーで覆われていましたが、建屋の最上階にある使用済み燃料プールに残されている392体の核燃料を取り出すため、ことし7月から屋根の取り外し作業が始まりました。6枚のパネルで出来ている屋根のうち、これまでに5枚が取り外され、5日朝、最後の1枚を取り外す作業が行われました。
作業は午前7時半すぎに始まり、遠隔操作のクレーンで縦42メートル、幅7メートルの屋根がつり上げられ、5分ほどで地上に下ろされました。屋根が取り払われた1号機の使用済み燃料プール付近には、事故発生当時のままがれきが散乱している様子が分かります。東京電力によりますと、建屋周辺の放射線量を測るモニタリングポストや、空気中の放射性物質の量を測るモニターの値に変化はないということです。東京電力は今後、燃料プール周辺に散乱したがれきを撤去するとともに、建屋カバー本体の解体工事も行い、核燃料の取り出しを進めることにしています。
1号機の屋根の取り外しが完了したことについて、東京電力は5日朝の定例の記者会見で、「まだ、カバー全体の解体など作業が残っているので、使用済み燃料の取り出しに向けて、安全第一で進めていきたい」と話しました。
作業は午前7時半すぎに始まり、遠隔操作のクレーンで縦42メートル、幅7メートルの屋根がつり上げられ、5分ほどで地上に下ろされました。屋根が取り払われた1号機の使用済み燃料プール付近には、事故発生当時のままがれきが散乱している様子が分かります。東京電力によりますと、建屋周辺の放射線量を測るモニタリングポストや、空気中の放射性物質の量を測るモニターの値に変化はないということです。東京電力は今後、燃料プール周辺に散乱したがれきを撤去するとともに、建屋カバー本体の解体工事も行い、核燃料の取り出しを進めることにしています。
1号機の屋根の取り外しが完了したことについて、東京電力は5日朝の定例の記者会見で、「まだ、カバー全体の解体など作業が残っているので、使用済み燃料の取り出しに向けて、安全第一で進めていきたい」と話しました。