これ、なんでもそうだなぁ、と思うんです。
こんな企画に興味ありませんか?
先日こんなツイートをしました。
ガチで往年の「ノンフィクション」をやりたい若手のフリーライターの方がいたら、ぼくに連絡ください。テーマによっては、取材資金&最低限の生活費くらいなら出します。
— イケダハヤト (@IHayato) 2015, 5月 28
これは割と本気でして、それなりの取材予算を確保できる状態です。
で、何名かの方から連絡をいただいたんですが、すげー厳しく言いますと、「これから書き始めようと思っています」という人は、正直お話にならないんですよね…。ましてや「ブログはやっていません」とか、ちょっとこちらとしては無理な感じです。申し訳ないですが、そこまでこちらに余裕はありません…。
今は「すでにやっている人」を簡単に見つけられる時代
今はある意味いい時代で、「すでにやっている人」を簡単に見つけることができます。たとえば上の話なら、元受刑者でブロガーのイノシシさんが「元受刑者のその後を取材してブログにまとめたい」という企画を持っていて、すでにすばらしいブログを書いているんですよね。
イノシシさんの場合、「文章能力の高さ」と「テーマに対する想い」はブログを読めば自然と伝わってくるので、こちらとしても非常に選びやすいわけです。実際、彼に「受刑者のその後」をポジティブに追ったノンフィクション作品とか書いてほしいなぁ、と思っています(仮題「犯罪者が日本を救う」。炎上しそうなタイトルです)。
言わずもがなですが「これから書き始めようと思っています」「ブログはやっていません」という人たちは、本当に申し訳ないのですが、よほどのことがない限り、門前払いにしてしまいます。不明点が多すぎる&不確実性が高すぎるわけで、こちらとしてもコストがかかってしまうんですよねぇ。
で、こういう話って、ライティングに限らず、なんでもそうだと思うんですよね。
今は「すでにやっている人」を簡単に見つけることができる時代です。得てして能力が高い人は、ブログやツイッターで情報発信していますし、各種SNSのおかげで、人づてでも繋がりやすくなっています。
わかりやすくいうと、皮肉なことに、「プログラマーになりたいです!」という人は、プログラマーとして採用されません。プログラマーになりたい人は、すでになんらかの作品を世に出していますから。App Storeに2〜3個出してから門を叩いてくれ、という感じ。
なので、ぼくは基本的に「求人」をしません。わざわざ求人をする必要はないんです。いい人をこちらから見つけにいけばそれで十分。低コストでいい人材を集めることができてしまいます。
門を叩く前に自問せよ
詩的にいえば「○○になりたい」と言って門を叩いている時点で、何か勘違いをしているんです。あなたは今すぐにでも「○○になりたい」という願望を叶えられますから。書道家になりたいのなら、今すぐ作品を作ってください。剣道を始めたいのなら、まずは竹刀を毎日ふるってください。門を叩くのは、それからでも遅くありません。
ぼくがやってるブログ塾も、基本的に「ブロガーになりたい人」にはおすすめしていません。対象は「すでにブログを始めている人(ブロガーになっている人)」です。自分でできることを自分でやらない人は、やっぱり長続きしないので、お互いのためによくないのです。
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