【保存版】妊娠超初期(0~4週目)のママの体&赤ちゃんに起こる変化と注意点まとめ
妊娠超初期は健康な赤ちゃんを妊娠するためにも大切な時期!特徴と注意点は?
ママが妊娠に気付く前の段階でも身体には様々な変化が起きています。そんな時期の過ごし方を健康的なものに変えることは赤ちゃんの健康にとっても重要なことです。
そこで、妊娠超初期の段階で知っておきたい注意点や特徴についてご紹介します。妊活中の方や妊娠の兆候について知りたい方は参考にしてみてください。
【妊娠超初期 目次】 |
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1.妊娠0週(妊娠1ヵ月) 2.妊娠1週(妊娠1ヵ月) 3.妊娠2週(妊娠1ヵ月) 4.妊娠3週(妊娠1ヵ月) 5.妊娠4週(妊娠2ヵ月) 6.妊娠超初期まとめ |
妊娠0週(妊娠1ヵ月)
母体の変化
生理期間中が妊娠0週
「妊娠◯週目」という考え方は、最終月経の初日を「妊娠0週と0日」とします。つまり、妊娠0週目とはまだ生理の期間中です。そのため、妊娠0週という時期はまだお腹の中に赤ちゃんがいない状態です。
つまり、妊娠0週といってもママの体の中ではそれまでとほとんど変化がありません。生理がくると気が重くなってしまう方も多いですが、妊娠0週目であると考えれば妊活中の方でもあまりストレスに感じることなく乗り切れるでしょう。
胎児の変化
赤ちゃんが芽生えるのを待つ時期
お腹の中に赤ちゃんはいませんが、卵子は卵巣の中にあります。そのため、まだ受精卵にもなっていない時期なのです。
この時期は母体も胎児も妊娠していない時期と変わりないため、ママが飲んだ薬が赤ちゃんに影響してしまうようなことはありません。
気をつけたいポイント
妊娠検査薬の反応はある?
妊娠0週目といっても正確にはまだ妊娠をしていません。そのため、この時期に妊娠検査薬を使ったとしても反応が出ないので、焦らずに待ちましょう。妊娠検査薬の反応が出るようになるのは妊娠3週目後半を過ぎたあたりからです。
また、妊娠が分かった後に産婦人科に行くと最終生理の開始日について聞かれます。スマホで簡単に生理周期が把握できるアプリなどもあるので、メモを取るのにも活用してみると良いでしょう。
生理周期を簡単に記録できるおすすめの無料アプリ
・ルナルナLite
・妊娠・生理・排卵日予測のグラフアプリ~基礎体温ツール~
・ラルーン [無料]生理日・排卵日の予測から生理・妊娠の相談まで
・女性のリズム手帳~生理日・排卵日予測も出産サポートもできるヘルスケアアプリ
上記のようなスマホアプリを使わない場合も自分でメモを取っておくのがおすすめです。
妊娠0週の食生活
お腹の中に赤ちゃんがいない時期といっても、赤ちゃんのためにできることはあります。それは、食生活を整えるということ。特に、普段から暴飲暴食をしていた方は栄養バランスが整った食事を摂るように心がけましょう。
お腹の中に赤ちゃんがいない妊娠0週という時期は妊娠していない時期とそれほど変わりはないものの、妊娠を望んでいる人にとっては非常に重要な時期でもあります。この時期に適当な食生活を送ってしまうと妊娠に悪影響をもたらす可能性もあるため、特に妊活中の方は普段から食事のバランスについて考えることが重要です。
妊娠1週(妊娠1ヵ月)
母体の変化
妊活中の方は今がチャンス!
「妊娠1週目」と呼ぶもののまだ妊娠はしていません。ですが、最も妊娠しやすい時期でもあるため、妊活中の方はこの時期を狙いましょう。
体調面では通常と変わりない時期でもあります。生理が終わったタイミングなので、すっきりとした気持ちで過ごせるでしょう。
胎児の変化
早い方は排卵が起こる
妊娠0週に引き続きまだお腹の中には赤ちゃんがいない時期です。子宮内にも受精卵がない状態となりますが、卵子が育つ卵胞は急成長し、受精のための準備に入る時期でもあります。
育った卵子が卵管に出ていくことを排卵といいますが、排卵の時期は個人差があるため、いつ排卵されるかはわかりません。早い方は妊娠1週目の時期に排卵され、受精卵へと成長します。
気をつけたいポイント
妊娠前から摂っておきたい栄養素とは?
特にしっかり摂っておきたいのが葉酸です。しっかり取り入れることにより、胎児の先天性異常リスクを抑えることができます。葉酸不足による先天性異常は妊娠10週以前に発生するため、妊娠の兆候が表れてから摂り始めても遅いケースも珍しくありません。
妊娠をしていない方が摂取してはいけない栄養素というわけではないので、妊活中の方は普段から葉酸を取り入れましょう。
葉酸を多く含む食品には以下のようなものがあります。
・ブロッコリー
・ほうれん草
・枝豆
・そら豆
・キウイフルーツ
・イチゴなどなど、野菜や豆類に多く含まれています。サラダを1品付け加えたり、食後のデザートにフルーツを付けるだけでも全然違いますよ。
性交渉のタイミングについて
赤ちゃんへと成長する卵子の寿命はとても短く、ほんの24時間ほどしかありません。一方、精子の寿命は2~6日となっているので、排卵日の3日前~1日後に性交渉を行うことにより妊娠の格率がアップするのです。
妊活中の女性は基礎体温を測るなどして排卵日をチェックし、妊活に励みましょう。
妊娠2週(妊娠1ヵ月)
母体の変化
妊娠するために大事な時期!
まだ妊娠の兆候は見られません。この時期は排卵が行われて受精卵が作られ、着床に至るまでの時期でもあります。
着床時にお腹の痛みや出血が見られる方もいますが、そういった自覚症状がなければ着床に気づくことは非常に難しいでしょう。ですが、母体の中では女性ホルモンの働きによって子宮内膜を着床しやすい状態に整えるなどの準備が行われているのです。
胎児の変化
いよいよ排卵日!
早い方は妊娠一週目の後半で排卵を迎えますが、多くの方は妊娠2週目前後が排卵日のタイミングです。妊娠をするためにはこのタイミングで卵子が精子と出会わなければなりません。
つまり、赤ちゃんの命が芽生えるかどうかはすべてがこの時期にかかっているといえるでしょう。無事に受精できた卵子の大きさはほんの1mm以下となっており、細胞分裂を繰り返しながら子宮に移動します。
気をつけたいポイント
受精卵ができる=妊娠ではない!
妊娠が成立するためには、受精卵が子宮に着床する必要があります。そのため、受精卵ができた時点ではまだ妊娠しているとは言えないのです。この時点でもまだ妊娠検査薬は反応しません。
着床率をアップさせる方法とは?
受精卵ができたとしてもしっかり子宮に着床してくれないと受精卵にはなりません。ただ、着床しづらい体質の方がいるのも事実です。そういった方は妊娠しにくい体ともいえるので対策をとりましょう。
特に冷え性の方は着床率が下がってしまうとされているので、体を温めることが大切です。妊娠に必要な卵巣や子宮などの臓器は冷えに弱いとされているため、体を温めることは妊娠率のアップにもつながります。温かいものを食べたり、お風呂にゆっくり入るというのも冷え対策としておすすめです。
妊娠3週(妊娠1ヵ月)
母体の変化
見逃しやすい着床出血
この時期に着床し、着床出血が見られる方もいます。着床出血は非常に少量であるため気づかない方も多いのですが、妊活をしている方にとっては体からの嬉しいお知らせでもあるので見逃さないようにしたいですね。
胎児の変化
胎芽となった赤ちゃんが子宮へ
受精卵は少しずつ細胞分裂を繰り返しながら子宮に移動し、着床するのが妊娠3週目です。
受精卵はかなり小さく1~2mmほどしかありません。
この時期の赤ちゃんは胎芽(たいが)と呼ばれ、人にはまだ遠い姿をしていますが、とても速いスピードで成長を始めます。
気をつけたいポイント
妊娠検査薬の使用はまだ待って!
着床が成功すれば妊娠したということになるのですが、着床した受精卵が長くとどまることができず、流れてしまう化学流産の心配もあります。
精度の高い妊娠検査薬を使うと妊娠3週目の時点で反応が出ることもあるのですが、できればもう少し待った方が良いです。仮にかなり早い段階で陽性が出たとしても、その後に化学流産し陰性になってしまうこともあります。
こういったケースでは受精卵は出血と共に排出されるため特に手術などの処置は必要ないのですが、ママの精神的なストレスに繋がってしまうこともありますよね。特に妊活中の方だった場合、待ちわびていた赤ちゃんがお腹からいなくなってしまったと知るのはとても辛いことです。
精神的なストレスが不妊に繋がってしまうこともあるため、早すぎる妊娠検査薬は避けておいたほうが良いでしょう。
ママの飲んだ薬の影響は?
妊娠の兆候は人によって違いますが、中には風邪のような症状が現れる方もいます。そのため、風邪だと勘違いして薬を飲む方もいるようです。妊娠中はできるだけ薬は避けた方が良いと言われていますよね。
妊娠3週目までならば薬の影響はほとんど心配ないと言われていますが、できることならば避けておいた方が良いので、妊娠の可能性がある場合はできるだけ薬を飲まずに体調を整えるか、医師に相談したうえで薬を飲むのが理想です。
妊娠4週(妊娠2ヵ月)
母体の変化
ここで妊娠に気付く方も
妊娠4週目の時期といえば、妊娠2ヵ月目に突入しています。この頃になると生理が1週間以上遅れている方も増えるでしょう。そのため、妊娠に気づく方も増えます。妊娠検査薬を使おうと思っている方は、妊娠4週目を迎えてから使うと良いでしょう。
また、妊娠の初期症状として下腹部や乳首が痛んだり、おっぱいの張りを感じる方も多いです。眠気やだるさといった症状を感じる方もいるので、そのような時は無理をせずに休みましょう。
胎児の変化
生きるのに必要な組織・器官が作られる
この時期の赤ちゃんの大きさは0.3mm~2mmほどとなっており、皮膚や爪・髪の毛などの外胚葉、筋肉・骨・リンパ組織などの中胚葉、舌・消化器官などの内胚葉という3胚葉が作られ始めます。
気をつけたいポイント
初期流産に注意
妊娠4週目は初期流産の確率が非常に高い時期です。初期流産は母体になにか悪い点があって起きるのではなく、染色体異常などが大きな原因となっているため、仮に初期流産してしまったとしても気にしすぎないほうが良いでしょう。
初期流産の可能性を少しでも下げるためには、赤ちゃんに影響のある薬を飲まないように心がけたり、喫煙をやめるなどの対策を取ることが重要です。
もう産婦人科に行っていい?
妊娠検査薬で陽性が出るとすぐに産婦人科に行く方もいるようですが、この時期に産婦人科に行ったとしても胎児が入っている胎嚢(たいのう)という袋が確認できず、数週間後にまた来るように言われることもあります。
出血や腹痛などの異常があればすぐに受診したほうが良いのですが、特に気になることがない場合は妊娠6週頃に産婦人科を訪れると良いでしょう。
妊娠超初期のまとめ
妊娠超初期はその名のとおりまだまだ妊娠が始まったばかりの時期です。ママにとっての自覚症状はあまり大きくありませんが、これから赤ちゃんが成長するにつれて体調の変化も激しくなっていきます。
つわりが始まるのがとても早い人だと妊娠4週目後半から症状が出ることもあるので、体調が崩れるとできなくなりそうなことは妊娠超初期の段階で済ませておきましょう。
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