小学生がマンション10階から投げた石、43歳女性に当たり脳損傷の大けが

マンション10階からこぶし大の石投げる
被害者は脳損傷

 小学生がマンションの高層階から悪ふざけで投げた石が、道を歩いていた40代の女性の頭に当たり、大けがを負わせる事件が起こった。ソウル松坡警察署は今月15日、ソウル市松坡区のマンションの10階の廊下から石を投げ、43歳の女性に大けがを負わせたとして、小学生3人を補導したと発表した。

 警察によると、現場近くの小学校の4-6年生の児童3人はこの日午後2時ごろ、大人のこぶしほどの大きさの石を持ってマンションの10階に上がり、窓の外に向けて数回投げた。児童らは女性に石が当たったのを知って逃げたが、女性が病院に搬送され、警察が捜査に乗り出したのを受け、自分たちの行動を親に打ち明け、親に付き添われて警察署に出頭した。

 警察の調べに対し児童らは「高い所から石を投げて、地面に当たったらどんなふうに割れるのかと思って投げた。人に当たるとは思わなかった」と供述したという。

 石が当たった女性は、額に8センチほどの裂傷を負ったほか、脳も損傷しており、意識は回復しているものの、言葉を十分に話せないほどだという。警察の関係者は「小学生は刑事責任を問えない『刑事未成年者』のため処罰の対象ではないが、保護処分は受けることになる」と話した。

ユン・ドンビン記者
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