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難民受け入れ 東欧各国が押しつけ合う
9月19日 8時23分

中東やアフリカからドイツなどを目指す難民や移民の経由地となっている東ヨーロッパでは、受け入れ態勢が限界に達したとするクロアチアが、入国した人たちをバスや列車で周辺国へ運び始めるなど、各国が受け入れを押しつけ合う状況が一層鮮明になっています。
中東やアフリカからヨーロッパに押し寄せている難民や移民を巡っては、ドイツなどへの主な経由地となっている東ヨーロッパの国々のうち、ハンガリーが、今週に入って国境管理を強化し、事実上、難民などの入国を認めなくなったことから、難民などの多くは、ハンガリーをう回しようと隣国のクロアチアに流入しています。その数は、今月16日から18日にかけて、1万5000人を超えたということです。
これを受けて、クロアチアのミラノビッチ首相は18日、記者会見し、「これ以上は受け入れられない。彼らには先に進んでもらう。クロアチアに留め置いても問題は解決しない」と述べ、今後は、入国登録や収容を行わないという方針を示しました。
クロアチアは、入国した難民などをバスや列車で北東部のハンガリーとの国境まで運んでいて、ハンガリー側は「不法入国を助長している」と非難しています。また、クロアチア北西部と国境を接し、難民などの一部が目指し始めているスロベニアからも、クロアチア政府の対応に反発の声が上がるなど、各国が受け入れを押しつけ合う状況が一層鮮明になっています。

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