社会人になって、仕事を進めるうえ、あるいは何か議論する前提として、初歩的な経済学の知識がないために困った経験がある方は多いのではないでしょうか。
私もそうでした。
これはいかん!ということで、アマゾンやら町の書店に駆け込んで「経済学入門」や「これだけでわかる経済」みたいな本を探してみても、山のような類書のなかでどれを選んだらいいやらわからない・・
その時、堂々と腕組みをした自信満々な著者近影が目立つ表紙にひかれて、間違った「俺だけが教える世界経済の真実」みたいな本を掴んでしまったら、それは別の世界へ迷い込むことになりかねません。
そこで、ご紹介したいのはこちら。
名古屋経済大学 「経済学部生のための基礎知識300題」
名古屋経済大学が、新入学の経済学部生向けに編集した「経済学部生のための基礎知識300題」です。
PDFで誰でも無料ダウンロードできます。
ミクロ・マクロから始まりまして、金融・財政、国際経済学、また、経済学を学ぶ上で基礎となるデータ処理や数学、経済学に関する英語の基礎までまとめられています。
名古屋に所在する大学ですので、愛知県の地元の産業の話とか、名古屋の区の名前を記入する問題とかローカルネタもあります。*1
高校で学ぶ「政治・経済」を一歩進めたくらいのかんたんさです。
何事も初歩からですので、経済学部出身じゃない方はこの辺から始めてみては。
続きます。