全北現代が「痛恨の1分」に泣いた。全北現代は16日、大阪の万博記念競技場で行われた2015アジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦で、ガンバ大阪に2-3の逆転負けを喫した。全北現代は第1戦・第2戦合計2-3(1敗1分)となり、ベスト4入りを果たせなかった。2006年の同大会優勝時、グループリーグでガンバ大阪に対し1勝1分を記録した全北現代だが、9年ぶりの対決では敗北の苦汁を飲まされた。日本でのアウェー試合記録も2勝9敗2分と劣勢続きだ。
全北現代は序盤にゴールを決め気持ちよくスタートした。前半13分に得たPKをレオナルドが正確に左に押し込んだ。ところが、日本でプロサッカー3冠(J1・天皇杯・ナビスコカップ)を昨年達成したガンバ大阪の反撃は激しかった。全北現代は先制点が入って1分もたたないうちにガンバ大阪のパトリックに同点ゴールを許した。続く後半31分には倉田秋の奇襲攻撃的な左足ミドルシュートが決まり、逆転された。総攻勢に出た全北現代はウルコ・ベラが後半41分にヘディングシュートを決め、試合を振り出しに戻したが、終了1分前に米倉恒貴にゴールを許し、試合に敗れた。全北現代は引き分けでもアウェーゴール差でベスト4に進出できるはずだった。
全北現代の敗退で、今年のAFCチャンピオンズリーグではKリーグ所属チームがすべて脱落した。Kリーグのチームが同大会ベスト4を逃したのは2008年以来、7年ぶりだ。今年は特に全北現代・水原サムスン・FCソウルの3チームが日本のチームに敗退するという屈辱を味わった。全北現代は12年のグループリーグ敗退、13年と昨年のベスト16入り失敗に続き、今年も優勝の座を奪い返すことはできなかった。