S&Pが日本格下げ、3大格付け会社で韓国>日本

 米有力格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は16日、日本国債の格付けを「ダブルAマイナス」から「シングルAプラス」へと1段階引き下げた。韓国のソブリン格付けを「シングルAプラス」から「ダブルAマイナス」に1段階引き上げた翌日のことだ。

 S&Pは日本の格付けを引き下げた理由について、「今後の日本が過去の格付けに見合う強い経済回復を成し遂げる可能性が低下した。日本の政府債務が膨らみすぎていることも格下げの原因だ」と指摘した。ブルームバーグ通信によると、日本の政府債務は54兆円に達し、国内総生産(GDP)に占める政府債務の割合は200%を超える。これに対し、韓国は40%台にとどまっている。

 日本の格付け見通しについては「安定的」とした。特別な要因がない限り、数カ月は格付けの修正はないとの見方を示したものだ。

 日本の格下げで、韓国はムーディーズ、フィッチ、S&Pという3大格付け会社による格付けがいずれも日本を上回った。ムーディーズの韓国に対する格付けはダブルAに相当するAa3であり、日本は1段階下のA1だ。フィッチの格付けは韓国のダブルAマイナスに対し、日本は2段階低いシングルAとなっている。

パク・スンヒョク記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース